■会社概要
1. 会社概要
加藤製作所<6390>は、1895年の創業(個人事業)以来130年近い歴史を持つ大手建設機械メーカーである。経営理念に「優秀な製品による社会への貢献」を掲げ、社会インフラ構築に欠かせない建設機械メーカーのパイオニアとして、現在は建設用クレーンや油圧ショベルを主力として事業展開している。顧客の要望に応えて「頑丈」「力強い」「操作しやすい」といった顧客視点の製品づくりを特徴としており、顧客から高い信頼を得ている。
2025年3月期中間期末時点の総資産は95,500百万円、純資産は46,000百万円、株主資本は40,080百万円、自己資本比率は48.1%、発行済株式数は11,743,587株(自己株式10,792株を含む)となっている。本社所在地は東京都品川区、国内製造拠点は茨城工場(茨城県猿島郡)、群馬工場(群馬県太田市)、坂東工場(茨城県坂東市)、及び立川事業所(東京都立川市)に展開している。
グループは同社、連結子会社5社、非連結子会社1社、関連会社6社で構成されている。連結子会社は、中国の加藤(中国)工程机械有限公司、加藤中駿(厦門)建機有限公司(石川島中駿(厦門)建機有限公司を2019年に商号変更)、イタリアのKATO IMER S.p.A.、オランダのKATO EUROPE B.V.、米国のICOMAC,INC.である。持分法適用関連会社は光陽精機(株)、米国のCOMPACT EXCAVATOR SALES,LLCである。またインド最大手のクレーン製造・販売企業であるAction Construction Equipment Ltd(以下、ACE)とインド国内での合弁会社設立に向けた協議を進めている。
なおKATO WORKS (THAILAND)については、現地の市場環境を勘案して2022年2月に解散及び清算を決議し、必要な手続が完了して2024年3月期に工場を売却した。また中国における油圧ショベル事業の見直しに伴い、2024年6月に加藤中駿(厦門)建機有限公司の解散及び清算を決議、2024年7月に加藤(中国)工程机械有限公司の解散及び清算を決議した。いずれも現地の法律に従って必要な手続きが完了次第、清算決了の予定である。
2. 沿革
1895年に個人事業として加藤鉄工所を創業し、1935年に加藤鉄工所を株式会社に改組して(株)加藤製作所を設立した。その後、トラッククレーン、油圧ショベル、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーンなど製造品目を拡大した。2016年にはIHI建機(株)を子会社化((株)KATO HICOMに商号変更、2018年にKATO HICOMを吸収合併)し、クローラクレーン、ミニショベル、クローラキャリアなど製品ラインナップを拡充した。海外は2000年代から中国、欧州、米国に展開している。株式関係では1962年に東京証券取引所(以下、東証)2部へ上場、1970年に東証1部へ指定替え、2022年4月に東証の市場区分見直しに伴ってプライム市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
■公司資料
1. 公司資料
加藤製作所<6390>是一家自1895年創立(個人事業)以來已有近130年曆史的大型工程機械製造公司。其經營理念爲「通過優秀的產品爲社會作貢獻」,作爲建設社會基礎設施不可或缺的工程機械製造的先驅,現在主要經營建築起重機和液壓挖掘機。公司致力於滿足客戶的需求,打造「堅固」、「強勁」、「易於操作」的客戶導向產品,獲得了客戶的高度信賴。
截至2025年3月期中期末,總資產爲95,500百萬元,淨資產爲46,000百萬元,股東權益爲40,080百萬元,資產負債率爲48.1%,總髮行量爲11,743,587股(包括自有股票10,792股)。總部位於東京都品川區,國內製造基地包括茨城縣的茨城工廠(茨城縣猿島郡)、群馬工廠(群馬縣太田市)、坂東工廠(茨城縣坂東市)及立川事業所(東京都立川市)。
該群由本公司、5家合併子公司、1家非合併子公司和6家關聯公司組成。合併子公司包括中國的加藤(中國)工程機械有限公司、加藤中駿(廈門)建機有限公司(於2019年更名爲石川島中駿(廈門)建機有限公司)、意大利的KATO IMER S.p.A.、荷蘭的KATO EUROPE B.V.和美國的ICOMAC, INC.。適用權益法的關聯公司包括光陽精機(株)和美國的COMPACT EXCAVATOR SALES, LLC。此外,我們正在與印度最大的起重機制造和銷售企業Action Construction Equipment Ltd(以下簡稱ACE)討論在印度國內設立合資公司的事宜。
關於KATO WORKS (THAILAND),考慮到當地市場環境,決定於2022年2月解散及清算,必要的手續已完成,並於2024年3月期內出售工廠。同時,由於對中國液壓挖掘機業務的重新審視,決定於2024年6月解散及清算加藤中駿(廈門)建機有限公司,於2024年7月解散及清算加藤(中國)工程機械有限公司。上述事項均將遵循當地法律,必要手續完成後,預計將完成清算。
2. 沿革
加藤鐵工所於1895年作爲個人事業創建,並於1935年改組爲株式會社,成立了(株)加藤製作所。此後,公司擴大了製造的產品範圍,包括卡車起重機、液壓挖掘機、粗行走起重機和全地形起重機等。2016年收購了IHI建機(株)並將其子公司化(更名爲(株)KATO HICOM,並於2018年吸收合併)。同時,擴充了爬行起重機、迷你挖掘機和履帶交通車等產品系列。從2000年代以來,業務拓展至中國、歐洲和美國。在股票方面,該公司於1962年在東京證券交易所(以下簡稱東證)二部上市,1970年轉入東證一部,並於2022年4月因東證市場區分的重新審視轉入主板市場。
(撰寫: FISCO特約分析師 水田雅展)