公益財団法人DNP文化振興財団は、京都dddギャラリー(京都市下京区)で2025年1月23日(木)~4月2日(水)に、グラフィックデザイナーである南琢也氏の「南琢也 | Takuya Minami w/」展を開催します。
本展は南氏が参加するメディアアーティストグループ「ダムタイプ」の活動を紹介します。また、この活動を通して交流が始まったミュージシャンの池田亮司氏と坂本龍一氏、アーティストの高谷史郎氏等のために制作した作品を南氏が自選して構成します。アーティストたちと対話し、その意思に寄り添い、精神性も表現した作品の持つ“熱を秘めた静謐”に触れることができる企画展です。
Designed by takuya minami
「南琢也 | Takuya Minami w/」展の開催概要
- 会期 : 2025年1月23日(木)~4月2日(水)
- 開館時間 : 火~金 11:00-19:00、土日祝 11:00-18:00
- 会場 : 京都dddギャラリー()
(京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F) - 休館日 : 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
- 入館料 : 無料
- 主催 : 公益財団法人DNP文化振興財団
- 展覧会情報はこちらのWebページでご確認ください。
■オープニングパーティー
○2025年1月23日(木) 17:30~19:00(京都dddギャラリー内・入場自由)
■「ダムタイプ」について
メディアアーティストグループ。ヴィジュアル・アート、建築、コンピューター・プログラム、音楽、映像、ダンス、デザインなど様々な分野のアーティストによって構成される。1984年に京都で結成以来、集団による共同制作の可能性を探る独自の活動を続ける。
■南琢也 グラフィックデザイナー/アーティスト
京都市立芸術大学大学院造形構想修了。成安造形大学教授。学生時代にダムタイプと藤本由紀夫氏に出会う。以降30年以上にわたり両者の様々なプロジェクトに関わる中で多くを学ぶ。1980年代後期よりさまざまな名義でアートティスト・コレクティブ(アーティスト集団)による表現活動を行う。現在はSoftpadのメンバーとして、インスタレーション、パフォーマンス、サウンド、デザイン分野などを横断しながら、それぞれのメディアの境界線と接点を探る。音・文字・グラフィックの関係性を研究する藤本由紀夫氏監修のプロジェクト「phono/graph」のメンバー。
■「takuya minami w/」展に寄せて(高谷史郎/ダムタイプ)
南 琢也との出会いは、1980年代中頃に遡る。京都市立芸術大学の学生だった私たちはダムタイプの活動を通じて知り合い、彼が手がけた最初のダムタイプ作品のグラフィック・デザインはパフォーマンス『S/N』(1995年)のフライヤーおよびポスターだった。その後、2023年のダムタイプ最新作『2022: remap』(「ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展」アーティゾン美術館)に至るまで、ダムタイプのあらゆるインスタレーションおよびパフォーマンスのグラフィック・デザインを南が手がけている。そして、ダムタイプ作品のみならず、私の作品も彼がグラフィック全般のデザインをしてくれているし、それは広報ツール(フライヤー、ポスター、ウェブ等)にとどまらず、作品自体における重要な役割としてのタイポグラフィやグラフィックスとして作品制作に大いに貢献している。また、南 琢也はサウンド・アーティスト/DJとしても活動していて、ダムタイプや私のパフォーマンスに楽曲を提供し、ダムタイプのコンサート「2022: remix」(2022年/ヴェネチア、2023年/ICC、東京)にはミュージシャンとして参加している。私が坂本龍一さんとのコラボレーションで作品を制作した時にも彼にグラフィックを担当してもらい、以来、坂本さん自身の作品(アルバムやそのほか様々な刊行物など)のデザインの多くは南が担当し、坂本さんの最後の作品『12』そして『Opus』のデザインも彼が担当している。
グラフィック・デザインとは、その作品の核となる哲学や精神性のようなものを的確に伝えるための手法であって、作品にとって非常に重要な要素であり、およそ30年に渡る南 琢也との協働は私にとって代え難い存在である。
1:Dumb Type + Ryuichi Sakamoto | Playback 2022 アートボックスデザイン w/ Ryuichi Sakamoto, Shiro Takatani & Norika Sora 2023 Photo: Shiro Takatani
2:Ryuichi Sakamoto | 12 CD, VINYL ジャケットデザイン w/ Ryuichi Sakamoto & Norika Sora 2023 Photo:Takeshi Asano
3:Ryoji Ikeda | fragments vol.1 w/ Ryoji Ikeda ポストカードセット デザイン 2022 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
4:Ryoji Ikeda | music for installations vol.2 w/ Ryoji Ikeda CD+ブックレット デザイン 2022 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
5:Ryoji Ikeda | music for percussion w/ Ryoji Ikeda CD+ブックレット デザイン 2018 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
6:Ryoji Ikeda | superposition w/ Ryoji Ikeda CD+ブックレット デザイン 2021 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
7:Ryoji Ikeda | ultratronics w/ Ryoji Ikeda CDジャケット デザイン 2022 Design Team: Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
8:Dumb Type | DUMB TYPE 1984 2019 書籍デザイン w/ Dumb Type 2019 Photo: Takeshi Asano
9:Dumb Type | DUMB TYPE 2022 図録デザイン w/ Dumb Type 2023 Photo: Takeshi Asano
10:Ryoji Ikeda | solo exhibition Hirosaki MOCA Booklet 図録デザイン w/ Ryoji Ikeda 2022 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
11:Ryoji Ikeda | continuum 図録デザイン w/ Ryoji Ikeda 出版社:Editions Xavier Barral 2018 Design Team: Takeshi Asano, Keigo Shiotani Ryoji Ikeda Photo: Takeshi Asano
※記載された内容などは発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
公益財團法人DNP文化振興財團將在京都ddd畫廊(京都市下京區)於2025年1月23日(星期四)至4月2日(星期三)舉行圖形設計師南琢也的「南琢也 | Takuya Minami w/」展覽。
本展覽將介紹南先生參與的媒體藝術家群體「DAMタイプ」的活動。此外,本次活動還將展示南先生爲與他交流的音樂家池田亮司和坂本龍一,藝術家高谷史郎等創作的自選作品。這是一場可以觸碰到藝術家們的對話,貼近他們的意圖,以及作品所表達的「蘊含熱情的寧靜」的企劃展。
由南琢也設計
「南琢也 | Takuya Minami w/」展覽的舉辦概要
- 展期:2025年1月23日(星期四)至4月2日(星期三)
- 開放時間:週二至週五 11:00-19:00,週六日及節假日 11:00-18:00
- 場地:京都ddd畫廊()
(京都府京都市下京區烏丸通四條下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F) - 休館日 : 星期一(若爲節假日或調休,則爲次日),節假日的翌日(土日碰上的話則開放)
- 入館費 : 免費
- 主辦 : 公益財團法人DNP文化振興財團
- 展覽信息請在此網頁上確認。
■開幕派對
○2025年1月23日(星期四) 17:30~19:00(京都ddd畫廊內・入場自由)
■關於「DAMTYPE」
媒體藝術家群體。由視覺藝術、建築、計算機程序、音樂、影像、舞蹈、設計等多個領域的藝術家組成。自1984年在京都成立以來,持續進行探索集體協作可能性的獨特活動。
■南琢也 圖形設計師/藝術家
京都市立藝術大學研究生院造型構想畢業。成安造型大學教授。在學生時代遇到Damm Type和藤本由紀夫。此後在30多年裏參與了兩者的多個項目,從中學習了很多。從1980年代後期開始,參與以多種名義進行的藝術家集體表達活動。目前作爲Softpad的成員,跨越裝置、表演、聲音、設計等領域,探索各媒體的邊界和交集。研究音、文字、圖形關係的藤本由紀夫監修的項目「phono/graph」的成員。
■關於「takuya minami w/」展(高谷史郎/Damm Type)
與南琢也的相遇可以追溯到1980年代中期。作爲京都市立藝術大學的學生,我們通過Damm Type的活動相識,他參與的第一部Damm Type作品的圖形設計是表演《S/N》(1995年)的傳單和海報。之後,南負責Damm Type所有裝置和表演的圖形設計,一直到2023年Damm Type最新作《2022: remap》(「威尼斯雙年展國際美術展日本館展示回國展」藝術藏美術館)。不僅是Damm Type的作品,我的作品也由他負責整體的圖形設計,不僅限於宣傳工具(傳單、海報、網站等),在作品本身中作爲重要角色的排版和圖形對作品製作大有貢獻。此外,南琢也是聲藝家/DJ,向Damm Type和我的表演提供音樂,參與Damm Type的音樂會「2022: remix」(2022年/威尼斯,2023年/ICC,東京)。當我與坂本龍一合作製作作品時,也請他負責圖形設計,此後坂本自身作品(專輯及其他各種出版物)的設計中有很多是由南負責,他最近的作品《12》和《Opus》的設計也是他負責的。
圖形設計是一種手法,用於準確傳達作品核心的哲學或精神性,是作品中非常重要的元素,與南琢也近30年的合作對我而言是不可替代的存在。
1:Dumb Type + 坂本龍一 | Playback 2022 藝術Box Inc設計 w/ 坂本龍一, 高谷志朗 & 宇野紀香 2023 照片:高谷志朗
2:坂本龍一 | 12 CD, 黑膠唱片封面設計 w/ 坂本龍一 & 宇野紀香 2023 照片:淺野武
3:池田亮司 | fragments vol.1 w/ 池田亮司 明信片套裝 設計 2022 設計團隊:淺野武, 塩穀圭吾 池田亮司 照片:淺野武
4:池田亮司 | 音樂裝置 vol.2 w/ 池田亮司 CD+手冊 設計 2022 設計團隊:淺野武, 塩穀圭吾 池田亮司 照片:淺野武
5:池田亮司 | 打擊樂音樂 w/ 池田亮司 CD+手冊 設計 2018 設計團隊:淺野武, 塩穀圭吾 池田亮司 照片:淺野武
6:池田亮司 | 重疊 w/ 池田亮司 CD+手冊 設計 2021 設計團隊:淺野武, 塩穀圭吾 池田亮司 照片:淺野武
7:池田亮司 | 超電子 w/ 池田亮司 CD封面 設計 2022 設計團隊:塩穀圭吾 池田亮司 照片:淺野武
8:Dumb Type | DUMB TYPE 1984 2019 書籍設計 w/ Dumb Type 2019 照片:淺野武
9:Dumb Type | DUMB TYPE 2022 圖錄設計 w/ Dumb Type 2023 照片:淺野健
10:Ikeda Ryoji | 獨立展覽 弘前MOCA 手冊 圖錄設計 w/ Ikeda Ryoji 2022 設計團隊:淺野健、潮穀圭吾 Ikeda Ryoji 照片:淺野健
11:Ikeda Ryoji | continuum 圖錄設計 w/ Ikeda Ryoji 出版社:Editions Xavier Barral 2018 設計團隊:淺野健、潮穀圭吾 Ikeda Ryoji 照片:淺野健
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