■要約
フォーバル<8275>は、中小企業の「ESG経営を可視化伴走型で支援する企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」を基本戦略として事業を展開している。
1. 事業概要
同社の売上・利益は、主にフォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループで構成されている。事業の柱であるフォーバルビジネスグループでは、中小・小規模企業向けに、IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングのほか、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティング、OA・ネットワーク機器の販売、サービスの取り次ぎなどを手掛ける。
2. 業績動向
2025年3月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比10.7%増の33,839百万円、営業利益が同6.6%増の1,596百万円、経常利益が同2.6%増の1,699百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同13.0%減の820百万円となり、堅調な増収とともに、営業利益、経常利益での増益を維持した。売上高に関しては、中小・小規模企業や自治体におけるDX推進の機運の高まりを受けて可視化伴走型経営支援(アイコンサービスなど)など各種サービス・機器販売が成長した。さらに電力サービスの成長、新たに連結に加わったグループ会社の寄与などにより増収となった。利益面では、売上総利益が可視化伴走型経営支援事業の拡大等により伸長した一方、販管費の伸びを一定範囲に抑えたことで営業利益・経常利益ともに増益となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.5%増の67,000百万円、営業利益が同11.3%増の3,600百万円、経常利益が同7.0%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の2,100百万円と、売上高・各利益ともに増収増益を見込んでいる(期初予想どおり)。フォーバルビジネスグループがけん引する出だしとなったが、全セグメントを通じて事業環境及び社内体制は良好である。さらに2024年5月には2件(売上規模で約17億円)のM&Aを行っていることから、業績の上積みも確実視される。
3. 成長戦略・トピック
同社は2025年3月期から、それまで「その他」としていたセグメントを「人的資本経営」と改め、戦略的に強化することを示した。2025年3月期は「ESG経営を可視化伴走型で支援する」ことを基本戦略としており、企業内外でESG経営を推進できる人材を育成する。同セグメントの中核企業である(株)アイテックは、これまでDX人材の育成のためにセミナーやeラーニングを展開してきたが、今後はESG推進人材の教育に力を入れる。また、2024年5月に子会社となった(株)タニタヘルスリンクは企業の健康経営の支援を行っており、同社のESG経営支援に大きく貢献することになるだろう。同社は、2023年12月に人的資本の情報開示に関する国際的ガイドライン「ISO 30414」の認証を国内7社目として取得したことから、人的資本経営のトップランナーとして、ESG経営支援を推進する考えだ。
4. 株主還元策
同社は、配当による株主への利益還元を重要な経営課題の1つとして認識している。今後の事業計画や財務状況など、中長期的観点から内部留保と安定した成果配分、双方のバランスに配慮して配当金を決定する方針であり、配当性向は公約していない。同社は、安定的な利益成長を背景に増配を続けており、過去10期の配当金は増配または同額、配当性向はおおよそ30%以上である。2025年3月期は、配当金30.00円(前期比2.00円増配)、配当性向37.4%を予想する。株主優待制度では、毎年9月30日現在で1単元(100株)以上を保有する株主に電子マネーギフトを贈呈しており、株主から好評を得ている。
■Key Points
・アイコンサービスを軸に、中小・小規模企業のGDX(グリーンデジタルトランスフォーメーション)・ESG経営を支援するフォーバルビジネスグループが柱
・2025年3月期中間期は、フォーバルビジネスグループがけん引し増収増益
・2025年3月期は売上高67,000百万円、営業利益3,600百万円を予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
■摘要
フォーバル<8275>以中小企業爲目標,基本戰略是以可視化伴跑模式支持ESG管理的企業醫生(下一代管理顧問)集體展開業務。
1. 業務概況
該公司的銷售和利潤主要由富爾業務群和富爾電信業務群構成。在富爾事業群的支持下,富爾業務群是公司的主要業務支柱,提供給中小型和小型企業各種信息通信諮詢服務,如IP一體化系統、安防、Web構建等,同時也提供綜合諮詢、海外業務、人才和內地教育股、環境、業務接受等管理諮詢服務,以及OA、網絡設備銷售和服務代理等服務。
2. 業績動向
2025年3月期中間期的合併業績,營業收入同比增長10.7%,達到33839百萬日元,營業利潤同比增長6.6%,爲1596百萬日元,經常利潤同比增長2.6%,爲1699百萬日元,歸屬於母公司股東的中期凈利潤同比減少13.0%,爲820百萬日元。在穩健的收入增長中,營業利潤和經常利潤也保持了增長。關於營業收入,受中小規模企業及地方政府推動DX的熱潮影響,可視化伴跑型管理支持(ICON PLC服務等)的各類服務和設備銷售都實現了增長。此外,電力服務的增長以及新併入的群公司也促進了收入的增加。在利潤方面,儘管由於可視化伴跑型管理支持業務的擴大,毛利有所增長,但由於將銷售和管理費用的增長控制在一定區間內,營業利潤和經常利潤均實現了增加。
2025年3月期的合併業績預計營業收入較上期增長5.5%,達到67000百萬日元,營業利潤同比增長11.3%,爲3600百萬日元,經常利潤同比增長7.0%,爲3700百萬日元,歸屬於母公司股東的凈利潤預計同比增長4.4%,爲2100百萬日元,預計各項營業收入和利潤均將實現增長(與期初預測一致)。フォーバル業務群的帶動下,各領域的商業環境及內部體制良好。此外,由於在2024年5月進行的兩筆(營業規模約17億日元)M&A,業績增長也被視爲必然。
3.增長戰略·話題
本公司從2025年3月期開始,將原本作爲「其他板塊」的細分市場改爲「人力資本管理」,並示範性地進行戰略性增強。2025年3月期的基本戰略是「以可視化伴跑型方式支持ESG管理」,培養能夠在企業內外推動ESG管理的人才。該細分市場的核心企業(株)ICON PLC,至今已開展了多場研討會和在線學習,以培養數字化轉型(DX)人才,今後將重點發展ESG推廣人才的教育。此外,2024年5月成爲子公司的(株)田田健康鏈接正在支持企業的健康管理,預計將對公司的ESG管理支持貢獻巨大。由於本公司在2023年12月獲得了關於人力資本信息披露的國際性指南「ISO 30414」認證,成爲國內第7家公司,因此有意作爲人力資本管理的領軍者推動ESG管理支持。
4. 股東回報策略
本公司將通過分紅回饋股東視爲重要的經營課題之一。未來在中長期的角度上,計劃根據業務計劃和財務狀況,考慮內部留存與穩定的成果分配之間的平衡來決定分紅金,並不會承諾分紅比率。本公司在穩定盈利增長的背景下持續增加分紅,過去10期的分紅金都實現了增加或持平,分紅比率大約在30%以上。2025年3月期的分紅金預測爲30.00日元(較上期增加2.00日元),分紅比率爲37.4%。在股東優待制度中,以每年9月30日爲基準,持有1單元(100股)以上的股東將獲得電子貨幣禮品,深受股東好評。
■關鍵點
· 以ICON PLC服務爲中心,支持中小型企業的GDX(綠色數字化轉型)及ESG管理的福爾商業集團是主要支柱
· 2025年3月期中期,福爾商業集團引領下收入和利潤均增長
· 2025年3月期的營業收入預測爲670億日元,營業利潤爲36億日元
SD Entertainment在健康業務的結構改革和成長戰略方面取得了更高的利潤。Hotta Marumasa由於禮品業務的出售和各項業務的先行投資的影響,因此收入和利潤下降。投資業務的銷售額爲249.53億日元(較上年同期增長1.5%),經營利潤爲13.11億日元(上年同期爲13.08億日元,較上年同期微增長)。