ケイアイスター不動産<3465>は、分譲住宅事業が主力の不動産会社。注文住宅事業や投資用アパート事業、海外事業等も展開している。
主力は分譲住宅事業(2024年3月期売上高に対して96.0%)で、日本の戸建住宅サプライチェーンを革新する「リアル×テクノロジー」モデルによる、土地仕入から設計・施工・販売、サポートまでの一気通貫のプラットフォームを構築している。従来の分譲住宅は4棟~10棟規模の多棟一括開発で「少品種大ロット」だったが、同社の場合は多棟中心の従来事業者が参入しにくい1~2棟の小ロット区画にデザイン性の高いコンパクト分譲住宅を多数、高回転で開発する「多品種小ロット」で提供。分譲現場あたり平均区画数1.7と同業他社比較で最も少ない。独自のコンパクト分譲開発ビジネスモデルによって短期間で大量のデータ蓄積が可能で、蓄積されたデータは「KEIAIプラットフォーム」に格納され、用地仕入/販売・マーケティングの高度化に寄与している。2024年度は年間8,202棟の住宅を供給し、コンパクト分譲での国内トップクラスの実績を持つ。
また、注文住宅事業が2024年3月期売上高に対して1.9%。分譲住宅事業において培った商品力、用地仕入力、施工力を活用することにより差別化を図るほか、2024年4月に新山形ホームテック社、7月にタカスギ社がグループに参画、引き続き全国を対象にM&Aによるグループ拡大を目指している。その他(海外事業、収益不動産事業、ストック事業、アパート事業、リフォーム事業、分譲マンション事業)が同2.1%を占めている。
2025年3月期上期累計の売上高は前年同期比20.3%増の150,935百万円、営業利益は同50.6%増の6,992百万円で着地した。市中在庫調整がゆるやかに進むなか、分譲住宅事業の売上高・販売棟数は順調に増加。店舗の全国展開とM&Aを進めて一つの地域に依存しない多様な地域ポートフォリオを構築し、需要が堅調な南関東を中心に九州や近畿エリアでも販売棟数が増加したようだ。販売単価は3,000万円から4,000万円の間で推移。また、在庫回転は高回転を維持しつつ、総在庫数は10,000棟を超えて来期以降の成長に向けて順調に推移している。通期の売上高は同13.0%増の320,000百万円、営業利益は同27.6%増の14,500百万円を見込む。
同社は戦略的な店舗展開と用地仕入、生産能力の拡大により分譲住宅事業は安定的に伸長してきた。今後は、分譲住宅事業では新規出店およびエリア戦略による事業の拡大とM&Aにより国内シェアを拡大していく。また、注文住宅事業や海外事業等その他事業でも事業拡大のための成長投資を積極的に実行することで、持続的な事業成長を図っていく。海外ではすでに豪州で、出資案件含む7カ所の開発プロジェトが進行しており、区画数は累計400以上に及ぶ。今期は、メルボルンを中心にその他エリアの展開を進め、累計で600区画以上の用地確保を目指すという。
数値面では、中期経営計画で2028年3月期に売上高500,000百万円、経常利益30,000百万円を掲げる。分譲住宅市場規模は約4.5兆円で現状の同社シェアは6.3%。テクノロジーとコンパクト分譲住宅モデルの強みを活用しながら、シェア30%以上の中長期的な拡大を目指す。業界最大手と同社のシェア推移では、競合他社がCAGR-2.2%となるなかで、同社はCAGR18.3%でシェアを拡大している。そのほか、配当性向と自社株買いのバランスを踏まえた株主還元を実施しており、原則 1株あたり配当金は130円を下限に増配していく方針で、現状の配当利回りは3.01%。利益の回復局面となるなか、トップラインの成長が続く同社の動向に今後も注目しておきたい。
KI Star Real Estate <3465>是一家房地產公司,其主要業務是公寓業務。它還在發展定製住房業務、投資公寓業務、海外業務等。
主要力量是公寓業務(與截至2024/3財年的銷售額相比,銷售額爲96.0%),我們正在建立從土地購買到設計/施工/銷售的一站式平台,並使用創新日本獨立住房供應鏈的 「真實x技術」 模式提供支持。傳統公寓是按4到10棟建築物規模進行多棟批量開發,屬於 「小品種大地塊」,但就公司而言,許多設計精良的緊湊型公寓是在1至2棟建築物的小批量開發的,以多棟建築爲中心的傳統企業很難進入,它們以 「多品種小地塊」 提供。每個銷售網站的平均批量爲1.7,與同行業的其他公司相比,這是最低的。使用獨特的緊湊型銷售開發業務模式,可以在短時間內存儲大量數據,並且存儲的數據存儲在 「KEIAI平台」 上,這有助於推進土地購買/銷售/營銷。2024年,我們將每年供應8,202套住房,我們在日本的緊湊型銷售方面創下了頂級記錄。
此外,截至2024/3財年,定製住房業務佔銷售額的1.9%。除了通過利用公寓業務中培養的產品力、土地整備投入和施工能力實現差異化外,新山形家居科技株式會社於2024/4年加入該集團,高杉株式會社於7月加入該集團,旨在通過併購在全國範圍內繼續擴大該集團。其他(海外業務,盈利的房地產業務,股票業務,公寓業務,裝修業務,公寓業務)佔同期的2.1%。
截至2025/3財年的上半年的累計銷售額達到1509.35億日元,比去年同期增長20.3%,營業利潤達到69.92億日元,比去年同期增長50.6%。隨着市場庫存調整進展緩慢,公寓業務的銷售額和銷售建築數量穩步增長。我們推動了門店的全國擴張和併購,以建立不依賴於一個地區的多元化區域組合,而且看來九州和近畿地區的銷售樓數量也有所增加,主要是在需求強勁的關東南部地區。單位銷售價格在3000萬日元至4000萬日元之間波動。此外,在保持高庫存週轉率的同時,總庫存量已超過10,000棟建築物,並且從下一財年開始穩步走向增長。全年銷售額預計將增長13.0%至3.2億日元,營業利潤預計將增長27.6%,達到1450億日元。
由於戰略門店開發、土地採購和生產能力擴大,該公司的公寓業務一直在穩步增長。展望未來,在公寓業務中,我們將通過開設新門店、通過區域戰略擴大業務以及併購來擴大國內市場份額。此外,我們通過積極實施定製住房業務、海外業務等和其他業務的業務擴張的增長投資來實現可持續的業務增長。在海外,澳大利亞已經在進行包括投資項目在內的7個開發項目,累計地塊數量超過400個。據說他們將在本財年繼續擴建其他地區,主要是墨爾本,目標是確保累計獲得600塊或更多的土地。
在數字方面,中期管理計劃設定截至2028/3財年的銷售額爲50億日元,普通收入爲3億日元。公寓市場的規模約爲4.5萬億日元,該公司目前的市場份額爲6.3%。在利用技術和緊湊型公寓模式的優勢的同時,我們的目標是在中長期內將我們的市場份額擴大30%或更多。根據業內最大公司的市場份額趨勢,競爭對手的複合年增長率爲-2.2%,該公司正在以18.3%的複合年增長率擴大其市場份額。此外,股東回報是根據股息支付率和股票回購之間的平衡來實施的,通常,該政策是將每股股息提高到130日元的下限,目前的股息收益率爲3.01%。隨着利潤的恢復,我想密切關注公司的趨勢,該公司的收入將繼續增長。