日経平均は3日続落。前日比193.33円安(-0.49%)の39411.76円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国株式市場は、カーター元大統領の国葬のため休場。為替は1ドル158円前後での小動きとなった。
米国市場は休場だったが、第1四半期決算を発表したファーストリテ<9983>が中国販売の先行き懸念が再燃し大幅安となったことから、日経平均は3日続落で取引を開始した。ファーストリテ1社で日経平均を300円超押し下げる展開となったが、アドバンテスト<6857>が上場来高値を更新するなど値がさ半導体株の上げが下支えとなり、日経平均は下げ渋る展開となった。なお、朝方に算出された1月限オプション特別清算指数(SQ値)は概算で39343.19円。
日経平均採用銘柄では、ファーストリテが前日比6%超の大幅安となったほか、金利上昇で足元買われていた千葉銀行<8331>、しずおかFG<5831>、りそなHD<8308>など地銀株が売られた。また、みずほ<8411>、三井住友<8316>も下落。このほか、三井金<5706>、中外製薬<4519>、サッポロHD<2501>、商船三井<9104>などがさえない。
一方、アドバンテストのほか、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体株の一角も買われたほか、日本製鋼所<5631>、川崎重<7012>、三菱重<7011>、IHI<7013>など防衛関連が上昇。また、古河電工<5801>、フジクラ<5803>など電線株も買われた。このほか、塩野義製薬<4507>、ZOZO<3092>、コムシスホールディングス<1721>、HOYA<7741>などが上昇。
業種別では、海運、銀行、医薬品、小売、倉庫・運輸などが下落した一方、非鉄金属、金属製品、精密機器、機械、その他製品などが上昇した。
ファーストリテの大幅安がなければ、半導体株高で日経平均は反発の地合いだったが、一部ではトランプ次期大統領による関税引き上げに関する混乱を懸念する声が強まっており、先物市場では売りが膨らんでいるとの指摘もある。大統領就任が間近に迫っていることから、市場ではトランプ次期大統領の発信力が警戒されて様子見ムードがやや強まっている様子。後場の日経平均は、強い値がさ半導体株と弱いファーストリテ次第となりそうだが、25日移動平均線が位置する39404円水準でのもみ合いとなろう。
日經指數連續三天下跌。與前一日相比下跌193.33日元(-0.49%),報39411.76日元(成交量概算9億1000萬股),上午交易結束。
9日的美股市場因卡特前總統的國葬而休市。匯率在1美元158日元左右小幅波動。
雖然美國市場休市,但第一季度業績的發佈公司ファーストリテ<9983>因對中國銷售前景的擔憂重燃而大幅下跌,日經指數以連續三天下跌的態勢開盤。僅ファーストリテ一家公司就使日經指數下跌超過300日元,然而,アドバンテスト<6857>創下歷史最高價等績優半導體股的上漲成爲支撐,日經指數出現減緩下跌的趨勢。此外,早間計算的1月限單腿期權特別結算指數(SQ值)約爲39343.19日元。
在日經指數成分股中,ファーストリテ與前一日相比大幅下跌超過6%,此外受利率上升影響再度被買入的千葉銀行<8331>、靜岡FG<5831>、以及りそなHD<8308>等地方銀行股被拋售。同時,瑞穗<8411>、三井住友<8316>也出現下跌。此外,三井金<5706>、中外製藥<4519>、札幌HD<2501>、商船三井<9104>等表現不佳。
另一方面,除了アドバンテスト外,屏幕HD<7735>、東京電子<8035>等半導體股也被買入,而日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>、三菱重工<7011>、IHI<7013>等防衛相關股票也出現上漲。此外,古河電工<5801>、藤倉<5803>等電線股也被買入。其他如鹽野義製藥<4507>、ZOZO<3092>、通信系統控股公司<1721>、HOYA<7741>等也有所上漲。
從行業板塊來看,海運、銀行、藥品、零售、倉庫和交通等板塊出現下跌,而有色金屬、金屬製品、精密設備、機械、其他產品等板塊則上漲。
如果沒有ファーストリテ的大幅下跌,日經指數在半導體股上漲的情況下可能會出現反彈,但部分人對於特朗普未來總統的關稅上調引發的混亂表達了擔憂,期貨市場的賣出情況也有所增加。由於總統就職已近在眉睫,市場對特朗普未來總統的發聲能力保持警惕,觀望氣氛有所加強。後市日經指數可能依賴強勢半導體股與疲弱的ファーストリテ,但可能會在25日移動平均線所處的39404日元水平上維持震盪。