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フォーム13F(form13F)とは?:読み方を知れば米国株投資の重要情報が得られる!

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Investing with moomoo コラムを発表しました · 2021/05/20 01:54
米国株に投資を始めた方や、投資を検討されている方は、フォーム13Fという言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?
ひとことで説明すると、「フォーム13F」は、大口機関投資家の四半期末時点での米国株など保有銘柄数を記載した書類です。
個人投資家にとって、大口機関投資家の動向は、米国株を投資する際に参考にすべき重要な情報になります。しかも、フォーム13Fは定期的に、無料で入手できる情報です。これを機に、フォーム13Fの活用メリットを学び、読み方をマスターしましょう!
フォーム13Fとは?
米国証券取引委員会(SEC)は、米国株などを保有している大口機関投資家に対して、四半期ごとに保有資産の開示を義務付けています。その提出書類がフォーム13Fです。
大口機関投資家は四半期が終わって45日以内にフォーム13Fを提出しなければなりません。
詳しい説明は、SECのホームページ(英語)に掲載されています。興味のある方は、次のサイトをご参照ください。
米国証券取引委員会(SEC)「Frequently Asked Questions About Form 13F
フォーム13Fを提出する義務があるのはどんな人?
フォーム13Fを提出する義務があるのは、米国株など指定された上場証券を1億ドル以上投資する裁量権を持っている機関投資家です。これらの機関投資家には、銀行、保険会社、投資顧問、ヘッジファンドのほか、独自の投資ポートフォリオを管理する企業や年金基金も含まれます。海外の機関投資家も対象となります。
指定された上場証券には、ニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所など米国の上場株式やETF(上場投資信託)の株式のほか、特定の転換社債や株式オプション、ワラントなども含まれます。
フォーム13Fで何が分かる?
提出されたフォーム13Fは、一般の人も閲覧が可能です。書類には、次の情報が記載されています。
保有している上場証券の銘柄
保有する上場証券の種類(普通株式、プット/コールオプション、種類株、転換社債など)。
• 所有株式数
• 四半期末時点の上場証券の市場価値
フォーム13Fの読み方についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
フォーム13Fを投資に活かすには?
フォーム13Fは、米国証券市場の健全性に対する投資家からの信頼を高めるために、投資家に広く市場の情報を提供することを目的として規定されました。
大口機関投資家の動向は、株価を大きく左右するとともに、市場のトレンドを読む上でも重要な参考情報になります。個人など小規模な投資家は、大口機関投資家の動向を把握しておくことで、投資戦略の指針を決める際に大いに参考になることでしょう。
ただし、大口機関投資家が開示を義務付けられているのは、自分たちに裁量権がある投資に関する保有銘柄だけです。また、四半期中に売買した銘柄ではなく、あくまで四半期末時点の保有銘柄だけですので、大口機関投資家の取引に関するすべての情報が分かるわけではないことに、注意が必要です。
バフェット氏ら著名投資家やヘッジファンドの保有銘柄も明らかに!
このため、フォーム13Fで大口機関投資家の動向を参考にする際は、証券を中長期的に保有する傾向があるファンドに注目するとよいでしょう。
たとえば、“投資の神様”ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイや、いま最も勢いのあるハイテク企業といえるエヌビディアも保有銘柄を開示しています。バフェット氏がどんな株にバリュー(割安感)を見出しており、エヌビディアがどの企業を評価しているのかなどが、一目瞭然になります!
さらに、ヘッジファンドのレイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエイツ、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベスト・マネジメント、数学者ジム・シモンズ氏が創設したルネッサンス・テクノロジーズ、資産家のスティーブ・コーエン氏率いるPoint72アセット・マネジメント、世界的に影響力のあるアクティビスト(物言う投資家)として知られるエリオット・マネジメントなどの保有銘柄も分かります。
前四半期末に公開されたフォーム13Fと比べれば、彼らヘッジファンドがどの銘柄をどの程度買い増し、どの銘柄を売却したかのかも明らかになります。
フォーム13Fはどこで確認できる?
では、フォーム13Fはどうすれば見ることができるでしょうか?
一次情報としては、SECのオンライン公開データベース「EDGAR(エドガー)」で検索して入手することができます。
• SEC「EDGAR」
ただし、こちらはもちろん英語で記載されています。また、調べたいファンド名を英語で入力して検索する必要がありますし、フォーム13F以外の開示書類も掲載されていますので、慣れるまでは面倒かもしれません。
ちなみに、SECのEDGARでBERKSHIRE HATHAWAYの開示書類を検索すると、こんな感じになります。
フォーム13F(form13F)とは?:読み方を知れば米国株投資の重要情報が得られる!
しかも、BERKSHIRE HATHAWAYのフォーム13Fはこのように表示されています。
フォーム13F(form13F)とは?:読み方を知れば米国株投資の重要情報が得られる!
同じ銘柄が複数掲載されているなど、ちょっと分かりにくいですね。
それでは、下記の図表はいかがでしょうか?同じ開示情報を基にmoomoo証券で作成した図表です。
フォーム13F(form13F)とは?:読み方を知れば米国株投資の重要情報が得られる!
こちらの記事では、この図表だけでなくバフェット氏が新たに購入していたチャブという注目銘柄についても記載し、簡単に機関投資家のポートフォリオが理解できるようになっています。
また、moomooアプリの「マーケット」→「米国株」→「機関投資家の動向」に入ると、人気資産運用会社の保有銘柄をはじめ、保有銘柄の業種分布、建玉変動および建玉時価総額などの情報を一度に閲覧することができます。
このように、moomooでは、投資家の皆さんが知っておくべき機関投資家に絞って、保有銘柄などの情報を分かりやすくご紹介しています。今後も皆さんの投資活動にお役に立つ記事を随時更新していきます。ぜひmoomooをご活用ください!
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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