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「Vポイント」のVと「Tポイント」のTって、いったい何?

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)の「Vポイント」と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」が統合に向けて動き始めた(詳細記事)。携帯4キャリアが進める、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、PayPayポイントを上回る規模の共通ポイントとして注目されるが、そもそも「V」と「T」は何なのか。
 まずTポイントは、2003年10月にスタートした。複数の企業が参加する共通ポイントは、今や一般的だが、Tポイントはその先駆けだった。では、その「T」はどういう意味なのか。
 Tポイントを運営するCCCは、TSUTAYAおよび蔦屋書店の運営でも知られる。ではTSUTAYAのTかというと、違うという。「TポイントのTは、デザインが『T』はキレイ、それで『T』がいいんじゃないかと、直感(で決めた)」(Wikipediaより)とCCC創業者の増田宗昭氏は、テレビのインタビューに答えたという。
 CCC広報によると「Tは、トップシェアアライアンスの略」だという。共通ポイント初期、複数の業界にTポイント採用を促すにあたり、その業界トップシェアの企業だけが採用できるポイントとして位置づけた。当時から必ずしもトップシェア企業だけが参加しているわけではないが、この戦略が当時、日本最大の共通ポイントサービスへとつながったわけだ。
 一方のVポイントは、もともと三井住友カードがカード会員向けに提供していた「ワールドプレゼントポイント」を20年6月1日に改定したものだ。この際、三井住友銀行も参加し、SMBCグループの共通ポイントとなった。
 ではこの「V」はなにかというと、「Visa」の「V」だという。「Visaで貯められる、Visaで使える」(三井住友カード広報)という思いを込めて、Vを冠した。
 VポイントはVisaとは直接の関係はないが、三井住友カードは歴史的にVisaとの関わりが深い。現在は終了したが「三井住友Visaカード」と呼称するテレビCMが頻繁に流されたこともある。三井住友カードはVisaだけでなくMastercardも取り扱っているが、Visaのシェアが大きく、そのことが「V」の文字に現れた。
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