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JPモルガン証券の若尾正示氏(市場調査本部株式調査部ヴァイスプレジデント)は、「近年の第一三共の評価は、エンハーツの成長...

JPモルガン証券の若尾正示氏(市場調査本部株式調査部ヴァイスプレジデント)は、「近年の第一三共の評価は、エンハーツの成長とともに右肩上がりとなっている」と語る。2020年1月に米国でHER2陽性乳がんの3次治療で発売して以降、第一三共は複数の国や疾患に対して、エンハーツの適応を広げてきた。その結果、2019年には2000円台だった株価が、2020年半ばには3000円台に達するようになった。
2021年に市場全体が保守的な傾向となったことから、将来の成長を見込むタイプの株が低調となった。それに引きずられて第一三共の株価も下落し、同年8月には一時的に2000円を割る株価となった。なお個別の要因として、「ADCの権利の帰属を巡る米Seagen社との仲裁の結果が懸念されていた」(若尾氏)という。そのため2021年末まで、同社の株価は2000円台から3000円台を行き来していた。
ところが、2022年2月にHER2低発現の乳がん患者を対象としたエンハーツの第3相臨床試験(DESTINY-Breast04試験、以下DB04試験)で主要評価項目を達成したと公表してから、同社の株価は見直されるようになった。従来は全乳がん患者の15%から20%がHER2陽性とされ、エンハーツによる抗HER2療法の対象となっていたが、残る80%強はHER2陰性とひとくくりにされ、抗HER2療法の対象外だった。DB04試験では全乳がん患者の最大50%程度を「HER2低発現乳がん」とくくり直し、エンハーツによる治療の可能性を開いた。さらに同年6月のASCOでDB04試験の詳細が明かされ、株価は3500円台に伸長した。
JPモルガン証券の若尾正示氏(市場調査本部株式調査部ヴァイスプレジデント)は、「近年の第一三共の評価は、エンハーツの成長とともに右肩上がりとなっている」と語る。2020年1月に米国でHER2陽性乳がんの3次治療で発売して以降、第一三共は複数の国や疾患に対して、エンハーツの適応を広げてきた。その結果、2019年には200...
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