小型株で「億り人」になった遠藤氏に聞いた11のこと スタート資金、なにを重要視? モチベーションと目標、おススメの書籍
大学を卒業後、ベンチャー企業勤務を経て26歳で起業、小型株で「億り人」になった遠藤洋氏に読者からの質問を聞いてみました。
1. 億り人を目指せる最低資金について
「投資で1億越えを達成するために、最初の資金として最低いくら必要か?」という意味でしょうか?
そういった意図の質問であるという前提で答えるならば、「1,000円」です。
1,000円あれば中古で投資の本が買えます。
投資の本を読むことも自己投資です。
また実際に株を買い始めるのであれば、最初は慣れるという意味でも10万円で問題ないと思います。
購入できる株の数を考えると30万円くらいは欲しいところですが、最初は10万円でも問題ありません。
100万円ほど投資できる資金があれば、ほとんど全ての株を購入することができます。
実際に、Amazonが上場したばかりの頃に10万円投資していたら今頃約2億円になっているので、10万円から投資を始めても億り人になることは不可能ではありません。
そういった意図の質問であるという前提で答えるならば、「1,000円」です。
1,000円あれば中古で投資の本が買えます。
投資の本を読むことも自己投資です。
また実際に株を買い始めるのであれば、最初は慣れるという意味でも10万円で問題ないと思います。
購入できる株の数を考えると30万円くらいは欲しいところですが、最初は10万円でも問題ありません。
100万円ほど投資できる資金があれば、ほとんど全ての株を購入することができます。
実際に、Amazonが上場したばかりの頃に10万円投資していたら今頃約2億円になっているので、10万円から投資を始めても億り人になることは不可能ではありません。
2. 銘柄の選定方法、投資判断基準、情報取得の方法について
必ず確認するのは:
①その企業の時価総額
②売上と利益の推移
③ビジネスモデル
④株主
⑤過去の株価チャート
⑥その会社の強み
⑦社長や社員などです。
実際に投資をするかどうか決める時は、「社長と社員」そして「ビジネスの成長性」を特に重要視します。
なんだかんだ言って会社は「人」でできています。
どれだけビジネスモデルが完璧で、業界全体が伸びていたとしても、その会社にいる「人」がダメならば会社は思うように伸びていきません。
それは社長の器であったり、その社長の元に集まる社員の考え方であったり。
そうしたものは【決算書】には現れませんので、社長のインタビューに共感できるかを重視します。
また社員のインタビューなどがHPに上がっている場合は必ずそちらもチェックします。
ビジネスの成長性がある分野で、しっかりとした経営者と社員が真面目に事業に取り組んでいる会社は、ほぼ例外なく伸びていきます。
普段の情報は特別なルートではなく、いわゆるネットニュースや身の回りの出来事から情報を得ています。
定期的に本屋などにいき、雑誌の特集や書籍などをみて、今の世の中の方たちが何に注目しているのかをチェックしたりもします。
①その企業の時価総額
②売上と利益の推移
③ビジネスモデル
④株主
⑤過去の株価チャート
⑥その会社の強み
⑦社長や社員などです。
実際に投資をするかどうか決める時は、「社長と社員」そして「ビジネスの成長性」を特に重要視します。
なんだかんだ言って会社は「人」でできています。
どれだけビジネスモデルが完璧で、業界全体が伸びていたとしても、その会社にいる「人」がダメならば会社は思うように伸びていきません。
それは社長の器であったり、その社長の元に集まる社員の考え方であったり。
そうしたものは【決算書】には現れませんので、社長のインタビューに共感できるかを重視します。
また社員のインタビューなどがHPに上がっている場合は必ずそちらもチェックします。
ビジネスの成長性がある分野で、しっかりとした経営者と社員が真面目に事業に取り組んでいる会社は、ほぼ例外なく伸びていきます。
普段の情報は特別なルートではなく、いわゆるネットニュースや身の回りの出来事から情報を得ています。
定期的に本屋などにいき、雑誌の特集や書籍などをみて、今の世の中の方たちが何に注目しているのかをチェックしたりもします。
3. 株式投資を始めた最初の資金について
大学生の頃に家庭教師のアルバイトで貯めた30万円から投資をスタートしました。
もちろん、元手となるお金が30万円だけだったわけではなく、社会人になってからは会社の給料の一部やボーナスを全額投資に回していたので、徐々に元本も増やしていった形になります。
もちろん、元手となるお金が30万円だけだったわけではなく、社会人になってからは会社の給料の一部やボーナスを全額投資に回していたので、徐々に元本も増やしていった形になります。
4. 遺産として受け取った株の売り時について
株を売るか売らないかの判断基準としては「一度現金化したと仮定してまたその株を買いたいか?」です。
この質問に対する答えが「YES」なら売らずにそのまま持っておいて問題ありません。
NOなら売りましょう。
投資とは「より価値のある資産にお金を移動し続ける行為」です。
そのため、遺産として受け取った株よりも価値のある株や投資先があるならば、受け取った株を売り、現金化して価値のある株や投資先に投資をした方が合理的です。
「半分だけ売って半分は持っておく」という選択肢ももちろんありますが、これはいわゆる分散投資になります。
これを選択する場合は最初の「一度現金化したと仮定してまたその株を買いたいか?」という質問に対して、「現金化したあとの半分だけ再投資して、残りは他に投資したい」という答えのケースです。
この質問に対する答えが「YES」なら売らずにそのまま持っておいて問題ありません。
NOなら売りましょう。
投資とは「より価値のある資産にお金を移動し続ける行為」です。
そのため、遺産として受け取った株よりも価値のある株や投資先があるならば、受け取った株を売り、現金化して価値のある株や投資先に投資をした方が合理的です。
「半分だけ売って半分は持っておく」という選択肢ももちろんありますが、これはいわゆる分散投資になります。
これを選択する場合は最初の「一度現金化したと仮定してまたその株を買いたいか?」という質問に対して、「現金化したあとの半分だけ再投資して、残りは他に投資したい」という答えのケースです。
5. モチベーションについて
気持ちは非常にわかります。笑
が、「毎日の変動が楽しい」というのは投資をしているのではなく、ゲームをしている状態です。
もちろん株式相場をどのように利用するのかは個人の自由ですが、
ゲームをするのと投資をするのでは根本的にルールややるべきことが異なることをまず自覚しましょう。
出来高や変動率の高い銘柄を買って、毎日の株価の値動きをみて一喜一憂するのは、確かに楽しいかもしれませんがそれは投資ではありません。
そもそも企業の株を買うのは「その企業が今後より大きな利益を生み出してくれる未来」に対して、お金をBETする行為です。
投資先の会社の業績が伸びていくためには時間がかかります。
少なくとも、今日投資をして、明日株価が上がってというのは本質的な投資ではありません。
モチベーションの話ですが、「将来投資した会社が2倍、3倍、場合によっては10倍を超えてくれること」を期待して投資をしているので、当然それだけでモチベーションがあります。
それだけのリターンを求めると、目先の数%や数十%の株価変動は正直どうでも良くなります。
あとは、常に株価が2倍、3倍になるポテンシャルを秘めた会社を発掘することがモチベーションになります。
が、「毎日の変動が楽しい」というのは投資をしているのではなく、ゲームをしている状態です。
もちろん株式相場をどのように利用するのかは個人の自由ですが、
ゲームをするのと投資をするのでは根本的にルールややるべきことが異なることをまず自覚しましょう。
出来高や変動率の高い銘柄を買って、毎日の株価の値動きをみて一喜一憂するのは、確かに楽しいかもしれませんがそれは投資ではありません。
そもそも企業の株を買うのは「その企業が今後より大きな利益を生み出してくれる未来」に対して、お金をBETする行為です。
投資先の会社の業績が伸びていくためには時間がかかります。
少なくとも、今日投資をして、明日株価が上がってというのは本質的な投資ではありません。
モチベーションの話ですが、「将来投資した会社が2倍、3倍、場合によっては10倍を超えてくれること」を期待して投資をしているので、当然それだけでモチベーションがあります。
それだけのリターンを求めると、目先の数%や数十%の株価変動は正直どうでも良くなります。
あとは、常に株価が2倍、3倍になるポテンシャルを秘めた会社を発掘することがモチベーションになります。
6. 高配当株について
高配当株は少し前まで全く投資していませんでした。
なぜなら高配当株の会社は「これ以上何かに投資して会社の規模を大きくするよりも、高い配当を出すくらいしかお金の使い道がない」というスタンスの経営をしているからです。
そのため、高配当株=これ以上成長余力のないピークアウトした企業、という認識をしています。
しかし、最近唯一投資をした高配当企業があります、それが「日本郵船」です。
感染症による混乱、ロシアとウクライナの戦争、上海の封鎖、など色々あって、海運が混乱し、過去にないくらいコンテナの輸送料金が上がりました。
そんな中で、日本郵船は時価総額が1兆円程度だったにもかかわらず、純利益が1兆円という決算を出しました。
海運価格の上昇は一時的なものかもしれませんが、それを加味した上でもこれはかなりリーズナブルな投資と判断したため、日本郵船の株を保有していました。
ただ、これは株価自体の上昇と配当を期待して長期的に保有するというより、短期的な配当と一時的な海運バブルを期待した、数ヶ月から1年ほどの短期〜中期保有というイメージです。
日本の個人投資家は「配当利回り」だけに目が行きやすいですが、配当が高いという理由だけで株を買ってしまうと、
配当利回りが下がったタイミングや企業の業績が下がったタイミングで、株価下落によって配当以上の損失が出てしまうリスクもある
のでご注意ください。
「安定的な配当」を期待した投資をしたいのであれば、株式よりも不動産や債権の方が、投資商品の性質として合っていると思います。
なぜなら高配当株の会社は「これ以上何かに投資して会社の規模を大きくするよりも、高い配当を出すくらいしかお金の使い道がない」というスタンスの経営をしているからです。
そのため、高配当株=これ以上成長余力のないピークアウトした企業、という認識をしています。
しかし、最近唯一投資をした高配当企業があります、それが「日本郵船」です。
感染症による混乱、ロシアとウクライナの戦争、上海の封鎖、など色々あって、海運が混乱し、過去にないくらいコンテナの輸送料金が上がりました。
そんな中で、日本郵船は時価総額が1兆円程度だったにもかかわらず、純利益が1兆円という決算を出しました。
海運価格の上昇は一時的なものかもしれませんが、それを加味した上でもこれはかなりリーズナブルな投資と判断したため、日本郵船の株を保有していました。
ただ、これは株価自体の上昇と配当を期待して長期的に保有するというより、短期的な配当と一時的な海運バブルを期待した、数ヶ月から1年ほどの短期〜中期保有というイメージです。
日本の個人投資家は「配当利回り」だけに目が行きやすいですが、配当が高いという理由だけで株を買ってしまうと、
配当利回りが下がったタイミングや企業の業績が下がったタイミングで、株価下落によって配当以上の損失が出てしまうリスクもある
のでご注意ください。
「安定的な配当」を期待した投資をしたいのであれば、株式よりも不動産や債権の方が、投資商品の性質として合っていると思います。
7. 投資をする上での目標について
「自由に使える時間をお金で手に入れる」が目標でした。
あくまで投資はそのための手段です。
具体的な金額を目標にしている方もいますが、数字を目標にしてしまうと1億達成したら、次は3億、その次は10億…などとキリがありません。
あくまで自分が実現したい人生を具体的にイメージして、それを目標にすることをお勧めします。
あくまで投資はそのための手段です。
具体的な金額を目標にしている方もいますが、数字を目標にしてしまうと1億達成したら、次は3億、その次は10億…などとキリがありません。
あくまで自分が実現したい人生を具体的にイメージして、それを目標にすることをお勧めします。
8. 資産を増やす上で心がけていたことについて
僕も元々自己資金30万円から投資をスタートしていますし、家が特別裕福だったわけでもないため、最初から資産がたくさんあったわけではありません。
そんな中でまとまった資産を築こうと思ったら、
年4%とか年5%とか市場の平均的なリターンを狙っても、生きている間には到底不可能
という結論に至りました。
そこで、徹底的に選び抜いた小型株への集中投資という手法に行き着きました。
長期ホールドした方が本質的な投資に近いのは確かにそうなのですが、今の時代はものすごく変化の激しい時代です。
ケータイ電話が普及したのはこの30年ですし、スマートフォンは直近10年で普及しました。
流行るスマートフォンゲームなんかは、公開からたった1週間で世界中で遊ばれるようなスピード感で普及していきます。
そのため、長期投資という考え方そのものが、もはや今の時代には合わないのではないか?とすら思います。
もちろん業界によっても異なるので一概には言えませんが、昔のように同じ会社がずっと緩やかに成長し続けるという時代ではないと考えています。
だからこそ、我々投資家に求められるのは常に新しい情報を仕入れて、これから伸びていきそうな会社を探して投資をすることなのではないかと思います。
そんな中でまとまった資産を築こうと思ったら、
年4%とか年5%とか市場の平均的なリターンを狙っても、生きている間には到底不可能
という結論に至りました。
そこで、徹底的に選び抜いた小型株への集中投資という手法に行き着きました。
長期ホールドした方が本質的な投資に近いのは確かにそうなのですが、今の時代はものすごく変化の激しい時代です。
ケータイ電話が普及したのはこの30年ですし、スマートフォンは直近10年で普及しました。
流行るスマートフォンゲームなんかは、公開からたった1週間で世界中で遊ばれるようなスピード感で普及していきます。
そのため、長期投資という考え方そのものが、もはや今の時代には合わないのではないか?とすら思います。
もちろん業界によっても異なるので一概には言えませんが、昔のように同じ会社がずっと緩やかに成長し続けるという時代ではないと考えています。
だからこそ、我々投資家に求められるのは常に新しい情報を仕入れて、これから伸びていきそうな会社を探して投資をすることなのではないかと思います。
9. 初心者向けの書籍について
完全にこれから株式投資を始めるのであれば、全体像を掴むためにもまずはこちらの本を読んでみて下さい。
全くの初心者が
1.実際に証券口座を開く
2.自分で株を探して投資をする
という流れを、ひと通り理解できます。
ノンフィクションなので、初心者がぶつかる疑問や悩みもリアルに取り上げられています。
会話形式でまとまっていて、非常に読みやすく仕上がっているのでおススメです。
全くの初心者が
1.実際に証券口座を開く
2.自分で株を探して投資をする
という流れを、ひと通り理解できます。
ノンフィクションなので、初心者がぶつかる疑問や悩みもリアルに取り上げられています。
会話形式でまとまっていて、非常に読みやすく仕上がっているのでおススメです。
その本は《お金知識ゼロ! 普通の会社員でも株で1億円つくる方法をイチから教えてください!》という書籍でした。
実際に投資を始める際はこちらの2冊がおすすめです。
どうやって株をみつけたらいいのか?《10万円から始める! 小型株集中投資で1億円》
面白そうな会社を見つけたはいいけど、どこをみて投資判断をすればいいのか?《10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル》。
などがわかりやすくまとめてあります。
どうやって株をみつけたらいいのか?《10万円から始める! 小型株集中投資で1億円》
面白そうな会社を見つけたはいいけど、どこをみて投資判断をすればいいのか?《10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル》。
などがわかりやすくまとめてあります。
10. 売買の想定日数について
投資先によって異なります。
スマホゲームやITサービスのように、広まるまでの時間が短いものは投資の時間軸も短くなります。
一方、飲食店チェーンやジムのような実店舗ビジネスの場合、広まるまでに時間がかかるので、その分投資の時間軸も長くとります。
前者は数ヶ月〜半年ほど、後者は半年〜2年ほどをイメージしていますが、株価の値動きによっても投資期間はよく前後します。
一回の売買単位は、「板をみた時に大きく株価が崩れない程度」を意識しています。
どうしても投資金額が大きくなってくると、時価総額の小さな会社や、流通している株数が少ない会社は自分の売買で株価が上下してしまいます。
板によっては、自分の成行売買でストップ高になってしまったり、ストップ安になってしまったりするので、板を見ながら少しずつ売買することを心がけています。
スマホゲームやITサービスのように、広まるまでの時間が短いものは投資の時間軸も短くなります。
一方、飲食店チェーンやジムのような実店舗ビジネスの場合、広まるまでに時間がかかるので、その分投資の時間軸も長くとります。
前者は数ヶ月〜半年ほど、後者は半年〜2年ほどをイメージしていますが、株価の値動きによっても投資期間はよく前後します。
一回の売買単位は、「板をみた時に大きく株価が崩れない程度」を意識しています。
どうしても投資金額が大きくなってくると、時価総額の小さな会社や、流通している株数が少ない会社は自分の売買で株価が上下してしまいます。
板によっては、自分の成行売買でストップ高になってしまったり、ストップ安になってしまったりするので、板を見ながら少しずつ売買することを心がけています。
11. 投資信託と個別株について
投資信託は他人が適当に選んだ株式詰め合わせの福袋を買っているようなイメージです。
福袋が元々売れ残ったものを詰め合わせたものであることを考慮すると、投資信託は正直あまりおすすめできません。
基本的に投資信託は投資家が儲けるための商品ではなく、証券会社が儲けるための商品だからです。
資産を2倍、3倍にしたいのであれば、分散投資ではなく、投資先を絞った投資をすることがが必須であると考えています。
福袋が元々売れ残ったものを詰め合わせたものであることを考慮すると、投資信託は正直あまりおすすめできません。
基本的に投資信託は投資家が儲けるための商品ではなく、証券会社が儲けるための商品だからです。
資産を2倍、3倍にしたいのであれば、分散投資ではなく、投資先を絞った投資をすることがが必須であると考えています。
遠藤氏に質問したい人はこちらから
※全てにお答えできるわけではございません。
※全てにお答えできるわけではございません。
作者:マネーの達人編集部
最終更新:2022年11月1日
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。
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