米国市場の展望：ダウ平均は114.66ドル安、ナスダック総合株価指数も94.73ポイント安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は114.66ドル安の34075.31ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が94.73ポイント安の10906.37で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は22.57ポイント安の3960.60。

ウォール街、インフレ統計にもはや動揺せず－物価圧力緩和に慣れ
過去１年間はインフレと物価抑制に動く米連邦準備制度の利上げキャンペーンをしのぐ重大事は、投資家にとってほぼ存在しなかった。だが何と状況が変わったことだろうか。ウォール街は2022年を通じてインフレ関連のあらゆる数字をひたすら解析し、あらゆる最新の情報を息を殺して見守った。それが今ではあまり反応せず、少なくともこれまでほど反応を示さなくなった。

米国はリセッション回避、株価上昇へ－アリエルのロジャーズ氏
米連邦準備制度がインフレを抑制し、株式市場を下支えしていることから、米国はリセッション（景気後退）を回避するとの見方をアリエル・インベストメンツの会長兼共同最高経営責任者（ＣＥＯ）、ジョン・ロジャーズ氏が示した。同氏はシカゴ経済界のイベントで、ダウ工業株30種平均が2023年に10％以上、Ｓ＆Ｐ500種株価指数はそれより大きな上げになるとの予想を披露した。ロジャーズ氏は昨年、インフレが急加速し暗号資産（仮想通貨）ビットコインのバブルがはじけると正確に言い当てた。

英中銀マン氏、さらなる利上げ示唆－インフレ圧力は「かなり強い」
イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会（ＭＰＣ）のマン委員は12日、英国の基調的なインフレ圧力は「かなり強い」ようだと述べ、リセッション（景気後退）入りの見通しにもかかわらず同氏がなお大幅な利上げを求めていることが示唆された。

ユーロ圏貿易赤字、11月は前月比で縮小
欧州連合（EU）統計局（ユーロスタット）が13日発表したユーロ圏の2022年11月の貿易収支は117億ユーロ（約1兆6300億円）の赤字だった。前月比で輸出が増加する一方で輸入が減少し、赤字額は10月から減少した。前年同月は39億ユーロの赤字だった。11月の輸入は前年同月比20.2％増、輸出は同17.2％増。前月比では輸入が3.8％減、輸出が1％増だった。


配信元：Bloomberg、Dow Jones