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ファイザーが第4四半期に好調な業績を発表、FY23のガイダンスも発表
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ファイザー(PFE)業績見通しを巡るマーケットの見方

同社2022年12月期3Q(7-9月)決算は、売上高が前年同期比6%減の226.4億ドル、 調整後希薄化後EPSが同40%増の1.78ドルとなり、市場予想(1.39ドル)を大きく上回った。売上面では、新型コロナワクチンの売上高は同66%減の44億ドル。先進国向けコロナ関連製品の配送先送りが響いたほか、為替逆風(約10億ドル)などが減収要因。一方、昨年末に承認された新型コロナワクチンの経口治療薬「 Paxlovid 」は75億ドルだった。コロナ関連製品を除いた売上高は同2%増にとどまった。損益面では、売上高に対する売上原価の比率は26.7% と、前年同期に比べ 14.5 %ポイントも低下。「 Paxlovid 」の大幅売上増と「 COMIRNATY 」 の売上減など、売上構成に有利な変化があったことによるものだった。研究開発費は微増にとどまったが、「 Paxlovid 」及び「 COMIRNATY 」の費用増加に加えて、米国医療保険改革費用の引当金の増加、税金繰り延べ還付がなくなったなどを受けて、純利益は同6%増にとどまった。


22年12月期通期の売上高ガイダンスは995億~1020億ドル。レンジの下限を従来の980億ドルから上方修正。EPS予想も6.40~6.50ドルと、従来の6.30~6. 45ドルから上方修正した。コロナ関連ではオミクロン対応型ワクチンの承認を受けて、ワクチンの売上高は約340億ドルと従来予想を20億ドル引き上げた。「 Paxlovid 」 の売上高は220億ドルと従来予想を据え置いた。

世界的なコロナ感染がほぼ一巡したなか、22年8月、処方薬の価格抑制策を盛り込んだ「インフレ抑制法」が成立。主力のがん治療薬「イブランス」の薬価削減のほか、「イブランス」 特許が25年以降失われる見通し。 同社は投資家向け説明会で、25年から30年にかけ、特許切れにより年間170億ドルの売り上げを失うと予想していると表明。同社は、開発中のmRNAワクチンによる売り上げ予想の内訳は明らかにしなかったが、23年発売予定のRSウイルスワクチン候補の売り上げは27年にピークを迎え、20億ドル以上に達する可能性があると説明した。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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