今日動いた株、注目銘柄 - 11月15日（金）

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前場に注目すべき3つのポイント
● $ソフトバンクグループ (9984.JP)$が日経平均型を支える

● $三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$、2025年3月期第2四半期業績は、経常収益が前年同期比21.1％増の6兆8602億7700万円、経常利益は同37.3％増の1兆7569億2600万円だった。2025年3月期の純利益を1兆5000億円から1兆7500億円に上方修正した。併せて、自社株買いを発表。

●前場の注目材料: $富士通 (6702.JP)$、供給網脱炭素プロ、国内外12社とデータ連携

動いた株、注目銘柄
15日の東京株式市場は反発。日経平均は4日ぶり大幅反発。米国株は下落したが、円安進行が日本株にはプラスに働き、自動車や電機など輸出関連株に円安を素直に好感した動きが見られるほか、商社株を中心に業績改善期待を好材料に買いも入っている。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループなど３メガバンクグループが純利益予想の上方修正や自社株買いを発表したことを受け、銀行株が高い。保険株も値を上げている。一方、その他金融、サービス、食料品などが下落している。

$かんぽ生命保険 (7181.JP)$が買い気配。同社は14日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の790億円から1200億円（前期比37.8％増）に上方修正すると発表。25.3期上期（4-9月）の連結純利益は629億円（前年同期比24.7％増）だった。市場コンセンサスは406億円。併せて、3000万株・350億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表。

$みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$が買い気配。同社は14日、25.3期通期の連結純利益予想を従来の7500億円から8200億円（前期比20.7％増）に上方修正すると発表。25.3期上期（4-9月）の連結純利益は5661億円（前年同期比36.1％増）だった。市場コンセンサスは4739億円。
併せて、25.3期の中間配当を従来予想の57.5円に対し65円（前期中間は50円）に決定し、期末配当予想を57.5円から65円（前期末は55円）に上方修正すると発表。年間配当は115円→130円（前期は105円）となる。

$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$が続伸。同社は14日、25.3期通期の連結純利益目標を従来の1兆5000億円から1兆7500億円（前期比17.4％増）に、期末配当予想を25円から35円（前期末は20.5円）に上方修正すると発表。25.3期上期（4-9月）の連結純利益は1兆2582億円（前年同期比35.7％増）だった。市場コンセンサスは9937億円。

$三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$が4日続伸。同社は14日に、25.3期通期の連結純利益予想を従来の1兆600億円から1兆1600億円（前期比20.5％増）に引き上げると発表。市場コンセンサスは1兆1122億円。25.3期上期の連結純利益は7252億円（前年同期比37.7％増）だった。資金運用収益や役務取引等収益、特定取引収益が増加したことが寄与した。
併せて、25.3期の中間配当を従来予想の165円に対し180円（前期中間は135円）に決定し、期末配当予想を55円から60円に上方修正すると発表。

$トヨタ自動車 (7203.JP)$が続伸。外国為替市場で円安が進行している。一方、トランプ次期大統領が電気自動車（EV）向けの税制支援策の廃止を検討していると一部で報道された。日本の自動車メーカーにも影響は及ぶが、これはハイブリッド車で世界断トツのシェアを有するトヨタにとってはむしろ追い風として意識されやすい面がある。

$日産自動車 (7201.JP)$が急騰。ダイヤモンドオンラインは15日、オアシスマネジメントが同社株を保有していると報じた。記事では、ファンド関係者の話として「オアシスが日産株を保有したのはエフィッシモより前のこと。保有比率は（大量保有報告書などに報告義務が生じるほど）高いわけではない」としている。

$ゆうちょ銀行 (7182.JP)$は14日に、25.3期通期の連結純利益予想を従来の3650億円から4000億円（前期比12.3％増）に引き上げると発表。市場コンセンサスは3816億円。25.3期上期の連結純利益は2228億円（前年同期比22.3％増）だった。
資金運用収益や役務取引等収益が増加した。経常費用が減少したことも寄与した。併せて、25.3期の期末配当予想を52円→56円（前期は51円）に修正することも発表した。

$三菱HCキャピタル (8593.JP)$が大幅反落。同社は14日、25.3期上期（4-9月）の連結純利益は617億円（前年同期比17.0％増）だったと発表。通期計画に対する進ちょく率は45.7％。株価は進ちょくの遅れが嫌気され売りが優勢。

$オープンハウスグループ (3288.JP)$が売り気配。同社は14日に、25.9期通期の連結営業利益予想は1300億円（前期比9.2％増）と発表。市場コンセンサスは1399億円。24.9期通期の連結営業利益は1191億円（前の期比16.3％減）だった。
マンション事業が、マンション用地および資材価格の著しい上昇を背景として、用地取得の意思決定を慎重に行ったことから、大幅な減益となった。戸建関連事業が、在庫調整に取り組んだことによる売上総利益率の低下により、減益となったことも響いた。

$雨風太陽 (5616.JP)$がストップ安売り気配。同社は14日に、24.12期通期の営業損益予想を従来の6400万円の赤字から1億7000万円の赤字（前期比は2億2900万円の赤字）に引き下げると発表。
主に産直EC「ポケットマルシェ」を活する品流通以外の「移住定住や観光領域などの治体向けソリューション」の商品不足による営業不振により、同サービスの売り上げが前年で微減となっていることなどが響く。