東京市場サマリー：日経平均は610.92円安と3日続落、銀行株が３日連続全面安

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです、よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比610.92円安の27222.04円で終了
●国内運用会社が複数投信でＳＶＢなど組み入れ、比率限定的と情報開示
●輸入小麦、4月から5.8%値上げ　家計配慮で上げ幅抑制
●銀行株が３日連続全面安、ＳＶＢ破綻で日銀の政策修正観測遠のく
●注目銘柄： $エーザイ(4523.JP)$、 $ゆうちょ銀行(7182.JP)$、 $三菱電機(6503.JP)$
ーmoomooニュース日本株

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比610.92円安の27222.04円、東証株価指数（TOPIX）が53.45ポイント安の1947.54で終了した。

トップニュース
国内運用会社が複数投信でＳＶＢなど組み入れ、比率限定的と情報開示
米国でシリコンバレー銀行（SVB）とシグネチャー・バンクが経営破綻したことを受け、国内の大手運用会社各社が相次ぎ関連銘柄の保有状況を公表している。各社が設定・運用する複数の投資信託で両社の株式や債券が組み入れられていることが分かったが、いずれも保有比率はわずかな水準にとどまる。

輸入小麦、4月から5.8%値上げ　家計配慮で上げ幅抑制
農林水産省は14日、4月からの輸入小麦の政府売り渡し価格を2022年10月〜23年3月に比べて平均5.8%引き上げると発表した。パンや麺類の原料となる小麦は昨年、ウクライナ危機などを受けて国際相場が急騰し、想定していた価格改定手法では13.1%の値上がりになる見通しだった。一時的な急騰を反映しない算定方式をとり、食品の値上がり抑制を狙う。

銀行株が３日連続全面安、ＳＶＢ破綻で日銀の政策修正観測遠のく
３メガバンクや地方銀行などの銀行株が３営業日連続の全面安。米シリコンバレー銀行（SVB）破綻の余波が続いている。この影響で長期金利が急低下し、日本銀行による金融政策の修正などが遠のくとの見方が浮上。金利上昇期待も剥落する形で下げがきつくなっているようだ。

注目銘柄
エーザイが逆行高、米退役軍人保健局が「レカネマブ」の保険適用開始
$エーザイ(4523.JP)$ ：エーザイが逆行高。同社はこの日、米バイオジェン＜BIIB＞と共同開発した早期アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、米退役軍人保健局（VHA）による保険適用が始まったと発表した。新薬の普及促進につながると期待した買いが集まったようだ。VHAが定める対象基準などを満たした退役軍人に、レカネマブの処方が可能になる。エーザイは米国でのレカネマブのフル承認に向けた申請を行っており、審査終了目標日は今年７月６日に設定されている。

ゆうちょ銀は下げ渋り、売り出し価格１１３１円に決定後「安定操作期間」入り◇
$ゆうちょ銀行(7182.JP)$ ：ゆうちょ銀行は下げ渋りの展開。下落率は２％前後で、東証の業種別指数の「銀行業」が一時７％を超す下げとなったことを踏まえると、底堅く推移している。１３日の取引終了後、日本郵政 <6178> が傘下のゆうちょ銀株の売り出し価格を１１３１円に決めたと発表した。ゆうちょ銀株は１４日から１５日まで、売り出しを円滑にするために、幹事証券が株価を安定させることができる「安定操作期間」に入っている。

三菱電機が「ひまわり10号」受注　次期気象衛星
$三菱電機(6503.JP)$ ：三菱電機は14日、次期静止気象衛星「ひまわり10号」を気象庁から受注したと発表した。大気を立体的に観測し、集中豪雨をもたらす線状降水帯や台風などの予測精度が大幅に高まる。運用中の8号と9号が2029年度に設計寿命を迎えるため、28年度ごろにロケットで打ち上げ、29年度中の運用開始を目指す。三菱電機が気象衛星を受注するのは00年の「ひまわり7号」以来4機連続。受注額は明らかにしていない。

配信元：日本経済新聞、Bloomberg、MINKABU