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【テスラ】はレアースを全く使わずにEVモーターの開発することはできるのか!?

3月のインベスターデイでテスラは、EVモーターにおけるレアアースの使用をゼロにすると宣言
3月のインベスターデイでテスラは、EVモーターにおけるレアアースの使用をゼロにすると宣言
添付のこの写真、見たことがあるというテスラ投資家さんも多いかと思いますが、今年3月に開催されたテスラ・インベスターデイで紹介されたテスラがEVに搭載するモーターの画像の一部です。
イベスターデイで、テスラはEVに搭載するモーターからレアアース磁石をなくすという衝撃の発表をしました。
Wiredの記事では、これが物理学の分野で話題になったと述べられています。
左の写真の下部を見ていただくとレアアースの使用量が記載されています。
現在のテスラのモーターには、レアアース1が最大500グラム、レアアース2と3がそれぞれ最大10グラムずつ使用されているようです。
テスラは将来これをゼロにする、つまりEVのモーターに対してレアアースを全く使用しないと宣言したということです。
記事によると、写真に記載されているレアアース1はおそらくネオジムなのではないかととされています。
このネオジムは鉄やホウ素と組み合わせることで、強力な常時性の磁場を生み出せる物質で、レアアースの一種とされています。
ネオジウムの用途としては、テスラ車や工業用ロボット、戦闘機といったさまざまなものを動かすだけの強力な磁場を生み出せる物質のようですが、これを代替できる物質はほとんどないと言われています。
じゃあテスラは、このネオジムの代わりに何を使うのか?
これが物理学者の一部で話題となったわけです。
物理学者の予想としては、代替物質はフェライトではないかと指摘しています。
フェライトは、地政学的な問題を含む元素を含まないというメリットがあります。
そして、弱い磁石の機能を持っているということです。
テスラはこのフェライトを使用し、その磁石をコンピューターモデル上で配置するなどしてモーターの設計の一部を微調整し、レアアースを用いたモーターの性能と同等のものを再現しようとしているのではないかと物理学者は推察しています。
【じんべいの所感】
テスラの技術開発力には驚かされますよね。環境負荷問題や地政学的リスクに対応するため、テスラはEV業界の先頭に立ってレアアース使用削減に取り組んでいます。
しかも、それはレアアース使用をできるだけ減らそうという中途半端な目標設定ではなく、その使用をゼロにするという抜本的で大胆な目標設定をしています。
これはイーロン・マスクらしいやり方だと思います。
実現不可能だと思われる、一見途方もない目標設定をし、それによってチームを団結させ、超優秀なエンジニアたちに知恵を絞らせて、解決策を考え出せるというのは、4680バッテリーセル開発においても、同様の意図があるのは明確ですし、今後の廉価版モデルで採用しようとしているアンボックスド・プロセスも同様です。
このような要求の高いプロジェクトを任されたエンジニアやパートナー企業は本当に大変でしょうが、これまでテスラは一見実現が不可能とも思える高い目標を設定し、それに向けて開発に取り組むことで、EV製造プロセスにおいてイノベーションをもたらしてきました。
このEVモーターのレアアース使用ゼロへの取り組みにもぜひ期待したいですね!
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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