米国市場の展望：米債務上限引き上げ基本合意、ダウ平均は10.31ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は10.31ドル高の33103.65ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が133.41ポイント高の13109.10で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は21.26ポイント高の4226.71。

米債務上限合意、議会通過の難関に向かう－デフォルト回避で
バイデン米大統領とマッカーシー下院議長（共和）が取りまとめた連邦債務上限を巡る合意は、同国のデフォルト（債務不履行）回避のための期限を６月５日に控え、具体的な法案として議会可決を目指す極めて重要な最終段階に入る。

ウッド氏にとって割高過ぎるエヌビディア株、バブルの領域との見方も
上場投資信託（ＥＴＦ）「アーク・イノベーションＥＴＦ（ $ARK Innovation ETF (ARKK.US)$ ）」を運用するキャシー・ウッド氏が、イノベーション経済の花形銘柄を割高過ぎると評することはよくあることではない。

世界の中銀、金準備積み増しを検討＝調査
世界の中央銀行の4分の1近くが今年中に金準備の積み増しを検討していることが、ワールド・ゴールド・カウンシルの調査で明らかになった。地政学的懸念、金利を巡る懸念、インフレ圧力の増大が背景にある。

エヌビディアとTSMC、生成AIに専用半導体　年内投入へ
半導体設計大手の米 $エヌビディア (NVDA.US)$ と半導体受託生産首位の $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$ が、生成AI向けの専用半導体を年内に投入する。AIが回答を導き出す過程の速度を前世代品に比べて最大12倍にする。

マスク氏訪中、秦外相と会談　「デカップリングに反対」
中国外務省は30日、秦剛国務委員兼外相が北京で米電気自動車（EV）大手、 $テスラ (TSLA.US)$ のイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）と会談したと発表した。中国外務省によると、マスク氏は米中の利益は融合しており切り離せないと表明。テスラはデカップリング（分断）に反対し、中国事業を拡大していく考えを示したとしている。


配信元：Bloomberg、Dow Jones、日本経済新聞