バウエル議長利上げ停止のシグナル、インフレ安定、景気減速で!

市場は6月の利上げ停止を確信したようです。ジェファーソン理事とWSJのティミラオスが利上げスキップを示唆したことが要因です。タカ派のウォーラー理事も利上げか、スキップかの選択肢を認めました。パウエル議長は雇用統計前にも利上げ停止を決めたようです。これは、強い労働市場でもインフレが、安定していると判断したためでしょう。ジェファーソン理事は信用収縮による景気鈍化を予想しています。賃上げは5％で抑制されており、政策金利は適切です。パウエル議長はタカ派のウォーラー理事から中立のジェファーソン理事に信頼を置くようになった可能性があり、利上げ再開の可能性は現状では見込まれません。

総合インフレは上昇してないし、コアインフレも低い状況です。信用収縮で景気減速は確実となり、一時停止も完全停止も本質的な違いはないものと考えます。