6月のFOMC利上げスキップが意味するものは⁉️
FOMC前に市場は様子見です。既にブラックアウト前のジェファーソン理事の発言とWSJ記事で6月の利上げスキップが示されていて、6月のFOMCでの利上げ停止はほぼ確実視されています。スキップであれ何であれ利上げ停止が出来るのは、インフレに対する警戒感をFRBが解いたからだと考えられます。
インフレが昨年6月の9.1%でピークアウトしたとすれば、何時までも利上げ、利上げとは考えられません。市場が懸念するコアインフレ対しても、パウエル議長は、5月のFOMC会合後の記者会見において、「賃金がインフレを引き上げるという考え方には賛成しない」と述べました。彼は、賃金がインフレに追随するだけで、インフレを牽引するものではないと考えています。このコメントは、物価上昇が先行し、その分配が賃金であるとの主張で、つまり、物価と賃金は同じように動くが、賃金がインフレの牽引役ではないということです。ガバナンスの効いた米国企業で利益は絶対です。物価を利益と読み替えれば、物価上昇(利益拡大)が先でその分配が賃金であることは明白です。物価と賃金は同じ様には動きますが、因果関係は明確で物価の上昇が先行することをしっかり認識しないとFRBの判断を予想することは出来ないと思います。
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コメント
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三都過客 : インフレが賃金の上昇を引き起こす。この因果関係は日本でもそうですね。
豊国物産(米金融動向) スレ主 : やっぱり賃金が後追いになりますね。残念ですが