朝イチ報 | 米銀行株上昇、健全性維持　植田総裁は金融政策正常化があり得ると言及

Moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら：
●【東京株式相場予想レンジ】3万3000円-3万3400円
●FRB、米銀23行の健全性承認　不況下でも融資可能
●植田日銀総裁、24年の物価上昇「確信」できれば政策変更あり得る
●円下落、一時１４４円台後半　７カ月半ぶり安値
●マイクロンが決算受け時間外で上昇 底打ちしたと言及
●バイデン氏、「バイデノミクス」の成果強調
●日産・ルノーＥＶ会社出資交渉が進展、あすアライアンス会議－関係者
●パウエル議長、連続利上げ排除せず－７月と９月に動く可能性示唆

市場概況
28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比74ドル08セント安の3万3852ドル66セントと反落。ナスダック総合株価指数は同36.077ポイント高の1万3591.750だった。29日の東京株式市場は強弱観対立のなかも頑強な展開となり、日経平均株価は3万3000円台前半で強含みに推移しそうだ。

トップニュース
FRBストレステスト、全行が景気後退・不動産価格下落でも健全性維持
米連邦準備制度理事会（FRB）は28日、規模の大きい23の銀行を対象とした年次ストレステスト（健全性審査）の結果を公表した。「深刻な」世界的リセッション（景気後退）のシナリオでは合計5410億ドルの損失を被るものの全行が必要な資本要件を満たし、商業不動産価格が40％下落するシナリオ下でも全行が十分な健全性を備えていることが分かったと明らかにした。

植田日銀総裁、24年の物価上昇「確信」できれば政策変更あり得る
日本銀行の植田和男総裁は28日、来年インフレが上向くと確信を持てれば、金融政策の正常化に着手することはあり得るとの考えを示唆した。今のところは基調的なインフレが２％を下回っているとした上で、日銀の想定では年末にかけてインフレの伸びは鈍化する見通しだと述べた。来年３月末の年度末を指しているかどうかは明確にしなかった。

円下落、一時１４４円台後半　７カ月半ぶり安値
２８日のニューヨーク外国為替市場では、日米欧間の金利差拡大観測を背景に円売り・ドル買いが先行し、円相場は一時１ドル＝１４４円６２銭と、昨年１１月上旬以来約７カ月半ぶりの安値に下落した。

マイクロンが決算受け時間外で上昇 底打ちしたと言及
$マイクロン・テクノロジー (MU.US)$が引け後に３－５月期決算（第３四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、１株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。第４四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。また、声明ではメモリー業界の底打ちに言及した。

バイデン氏、「バイデノミクス」の成果強調
ジョー・バイデン米大統領は28日、国内労働市場の好調さは「バイデノミクス」と銘打った自身の経済政策の成果によるものだと訴えた。

日産・ルノーＥＶ会社出資交渉が進展、あすアライアンス会議－関係者
$日産自動車 (7201.JP)$ と仏ルノーは29日、 $三菱自動車工業 (7211.JP)$も含めたアライアンス（企業連合）の会合を開き、日産によるルノーの電気自動車（ＥＶ）新会社への出資などについて協議する。資本関係の見直しとセットで進めてきたＥＶ新会社への出資協議を完了させるための重要なステップとなる。

パウエル議長、連続利上げ排除せず－７月と９月に動く可能性示唆
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は、根強い物価上昇圧力を抑え、驚くほど底堅い労働市場を沈静化させるため、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が７月と９月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると示唆した。

東京株式相場見通し
２９日の株式相場見通し＝強含み推移か、米株高安まちまちで強弱観対立

主なマーケットイベント
２９日の主なマーケットイベント

外国為替