米大手銀厳選、AIブームで注目すべき3つのETFと10銘柄

$バンク・オブ・アメリカ (BAC.US)$のアナリストによると、人工知能（AI）は1990年代のIT革命や第二次世界大戦後のエネルギー革命のような、驚異的な生産性向上をもたらす可能性があるという。

BofAのアナリストは、「AIは、世界的な景気減速があっても、投資家が収益上昇を期待している分野の一つである」と述べた。BofAは、人工知能には9％の収益拡大の可能性があると指摘。

BofAのアナリストは最新の「リサーチ投資委員会（RIC）レポート」の中で、AIが破壊的なテクノロジーであると確認された場合に投資すべき3つのETFと、AIが生産性を中程度にしか向上させない場合に購入すべき10銘柄を挙げている。

最近のPwCの調査によると、人工知能（AI）は2030年までに世界経済に最大15兆7000億ドルの利益をもたらす可能性があり、IDCは世界のAI市場は2026年までに9000億ドルに達すると予測している。

AIが経済全体の生産性向上を促進すると考えている投資家は、AI ETFの保有を検討すべきだ。なぜなら「技術革命の最終的な勝者と敗者を見極めるのは難しいからだ」と、BofAのアナリストは先週の火曜日のメモで述べた。AIテーマ型ETFは、基本的なハイテクや半導体のファンドよりも、セクターも国も分散されており、流動性も高いという。

その他、BofAのアナリストも注目しているAI ETFと同ETF2023年の年初来パフォーマンスは以下の通り。

技術革新は、利益をもたらすものの、生産性のわずかな改善しかもたらさないことが多い。インフレと金利の上昇という構造的な変化が、AIの普及を阻害する可能性もある。BofAは、「FRBの追加利上げと高金利が長期化する環境は、ハイテク企業の持続的なアウトパフォームにとって重大なリスクとなる」と述べている。

AIによる変革の可能性に懐疑的な投資家は、AI技術を活用してビジネスモデルの強化に成功している企業に注目すべきだ、と付け加えた。

バンク・オブ・アメリカは、過去10年間にS&P500種株価指数をアウトパフォームしたハードウェアおよびソフトウェア業界以外の10銘柄をスクリーニングした。