東京市場サマリー：日経平均続落、トヨタが底堅い　ＪＡＸＡと開発中の月面探査車で三菱重工と協力

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比186.27円安の32304.25円で終了
●日銀7月会合「長短金利操作の修正」予想は3割　市場調査
●飛躍日本株のけん引役、商社・半導体株は業績不透明でいったん調整も
●エーザイ－底堅い　新たな認知症薬を24年治験　併用で効果高める＝日経
●トヨタ－底堅い　ＪＡＸＡと開発中の月面探査車で三菱重工と協力＝日経
●注目銘柄： $エーザイ(4523.JP)$、 $トヨタ自動車(7203.JP)$、 $ディスコ(6146.JP)$、 $第一三共(4568.JP)$、 $商船三井(9104.JP)$など
ーmoomooニュース日本株

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比186.27円安の32304.25円、東証株価指数（TOPIX）が1.30ポイント高の2262.20で終了した。

トップニュース
日銀7月会合「長短金利操作の修正」予想は3割　市場調査
日銀は27〜28日、金融政策決定会合を開く。金融政策を分析する「日銀ウオッチャー」26人を対象に日経QUICKニュースがアンケート調査を実施したところ、7月会合で政策の修正が決まるとの予想は全体の3割となった。金融政策の「修正あり」との予想は8人（全体の31%）で、修正内容はいずれも長短金利操作（イールドカーブ・コントロール、YCC）に関するものだった。

飛躍日本株のけん引役、商社・半導体株は業績不透明でいったん調整も
今年の日本株上昇のけん引役となってきた商社株と半導体株は、業績見通しが必ずしも良好ではなく、決算発表をきっかけにいったん調整局面を迎える可能性が市場関係者の間で警戒されている。 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資対象となった $伊藤忠商事(8001.JP)$、 $丸紅(8002.JP)$、 $三井物産(8031.JP)$、 $三井物産(8031.JP)$、 $三菱商事(8058.JP)$の５大商社株がウエートの７割を占める東証卸売業株指数は今年上半期の上昇率が39％と東証33業種の中でトップパフォーマーとなった。

注目銘柄
エーザイ－底堅い　新たな認知症薬を24年治験　併用で効果高める＝日経
$エーザイ(4523.JP)$が底堅い。日本経済新聞電子版は21日12時31分、同社がアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」に続き、別の仕組みの新薬候補の臨床試験を2024年から始めると報じた。記事によれば、レカネマブは米国で正式承認されたばかりだが、認知症は複数の分子が関係しており、多様な治療薬を開発して併用すれば発症予防や症状の悪化を抑制する効果が高められる可能性があるようだ。

トヨタ－底堅い　ＪＡＸＡと開発中の月面探査車で三菱重工と協力＝日経
$トヨタ自動車(7203.JP)$が底堅い。日本経済新聞電子版は21日14時05分、同社が同日、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）と開発中の月面探査車で $三菱重工業(7011.JP)$と協力することを明らかにしたと報じた。記事によれば、同社と三菱重工はそれぞれ月面探査車を開発しており、互いの技術を活用し合うという。2029年の運用開始に向け、民間同士の連携を加速するとしている。

ディスコ---もみ合い、決算発表受けて半導体関連では相対的に底堅さも
$ディスコ(6146.JP)$はもみ合い。半導体関連一斉安の中で、相対的には底堅さも目立つ状況となっている。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は170億円で前年同期比21.4％減となり、市場コンセンサスも下振れ。ただ、単体速報を先に発表しており、下振れへのマイナス反応は限定的とみられる。

ソフトバンクＧは軟調も２５日線上で売り吸収、ナスダック急落は逆風ながらＡＩ関連投資に期待
$ソフトバンクグループ(9984.JP)$が続落、ここ７０００円大台攻防の様相をみせていたが、きょうは売り圧力が強まり６８００円台まで下落した。米国株市場ではここにきて景気敏感株が買われる一方、ハイテク株が利食われる流れにあり、前日はＮＹダウが約６年ぶりとなる９連騰を記録した一方、ナスダック総合株価指数が２％を超える下げをみせた。

第一三共－反発　米国でVANFLYTAの販売承認を取得
$第一三共(4568.JP)$が反発。同社は21日、VANFLYTA（キザルチニブ、FLT3阻害剤)について、米国食品医薬品局（ＦＤＡ）よりFLT3-ITD変異を有する急性骨髄性白血病（以下「AML」）の一次治療を対象として販売承認を取得したと発表した。ＦＤＡにより、AML一次治療における寛解導入療法期、地固め療法期および維持療法期を通して承認された初めてのFLT3阻害剤となり、今後数週間以内に米国にて販売を開始するとしている。

東芝、UAEの原発安全操業を支援　現地企業と提携
$東芝(6502.JP)$は21日、アラブ首長国連邦（UAE)の原子力企業傘下のナワ・エナジー・カンパニーと提携したと発表した。同社はUAEにある原子力発電所の運営や保守などを手がける。東芝が原子力発電に関わる企業や機器を選定する際のノウハウなど、原発運営について幅広い情報を提供する。

商船三井－底堅い　日本財団の無人運航船プロジェクト第2ステージに参加
$商船三井(9104.JP)$が底堅い。同社は21日、公益財団法人日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」における「無人運航船の社会実装に向けた技術開発助成プログラム」に、国内51社で構成するコンソーシアムのメンバーとして参加すると発表した。

ＮＴＴ－3日続伸　軟調地合いのなかでディフェンシブ株に買い　中国電力なども高い
$日本電信電話(9432.JP)$が3日続伸。軟調な地合いの中で、ディフェンシブ株に買いが入っている。同社は継続的な増配の実施を基本的な考え方としており、13期連続での増配を予定している。自社株買いも随時実施しており、株主還元に積極的な姿勢であることも買い材料視されているようだ。

配信元：日本経済新聞、Bloomberg、Minkabu、トレーダーズ・ウェブ、フィスコ