どこよりも分かる【マイクロソフトQ4決算まとめ】

米 $マイクロソフト (MSFT.US)$が25日に23年Q4（4-6月）決算を発表した。

Azureとその他のクラウドサービス事業の売上高伸び率は前年同期比27％増と鈍化し、新たな人工知能（ＡＩ）搭載製品への期待に影を落とした。その結果を受け、マイクロソフトの株価が時間外で4%下落した。

●売上高：561.9億ドル（市場予想554.8億ドル）、前年同期比8.3％増（前年同期の12.4％増から鈍化）
●希薄化後EPS：2.69ドル（市場予想2.55ドル）、前年同期比20.6％増
●営業利益：242.5億ドル（市場予想232億ドル）、前年同期比18.1％増
●Azureおよびその他のクラウドサービスの売上高：27%増（恒常為替）、前年同期は31％増
●Azureおよびその他のクラウドサービスの売上高見通し：25％～26%増

サティア・ナデラ最高経営責任者（CEO）は、「マイクロソフトは、新たなAIプラットフォームシフトを先導、マイクロソフトのクラウドを利用してデジタル支出から最大限の価値を引き出し、また、経営のレバレッジを高めることに引き続き注力」と述べた。

エイミー・フッド最高財務責任者（CFO）は決算説明会で、「AIが業績成長への牽引効果は緩やかなものになると予想される」と語った。

アナリストの観点によると、成長を支えてきたクラウドコンピューティング事業は、世界経済を巡る懸念が重しとなった。一方、ミッションクリティカルなソフトウェアとクラウド製品を通じて、長期的にAIを引き続き活用することで、今後も価値増加し、時価総額3兆ドルという憧れに向けて、さらなる上昇余地があると期待している。

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