米国市場の展望：米GDP利上げ後1年でも底堅く、ダウ平均は38.67ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は38.67ドル高の35558.79ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が191.88ポイント高の14319.16で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は31.51ポイント高の4598.26。

トップニュース
米4〜6月GDP2.4%増　利上げ後1年でも底堅く
米商務省が27日発表した4〜6月期の実質国内総生産（GDP、季節調整済み）速報値は前期比の年率換算で2.4%増だった。2.0%増との予測を上回った。利上げ開始から1年が経過しても景気の失速は回避されている。

追加利上げはデータ次第とのＦＲＢの姿勢、ドル弱気派の追い風に
米ドルには一段の下落余地があると見受けられる。26日に0.25ポイント利上げを決めた米金融当局はさらなる金利引き上げについてデータ次第だとし、現行の引き締めサイクルが終わりに近づいていると、トレーダーは自信を深めることになった。パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長率いる金融当局は、次の動きが今後の経済データ次第である点を強調した。

FRBのインフレ退治、勝利宣言はずっと先か
アバディーンの副チーフエコノミスト、ジェームズ・マカーン氏は、直近の物価動向には期待の持てる動きも見られるが、米連邦準備制度理事会（FRB）がインフレとの闘いで勝利宣言できるようになるのは、まだずっと先の話だと述べている。

米国債10年物利回り、来年150ｂｐ低下する可能性－ジュピター
米連邦準備制度が減速する米経済を下支えしようと利下げに転じ、10年物米国債利回りは来年末までに最大150ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下する可能性がある。ジュピター・アセット・マネジメントがこのような見方を示した。

どこよりも分かる【MetaQ2決算まとめ】
Facebookを運営する米 $メタ プラットフォームズ A(META.US)$が26日にQ2（4-6月）決算を発表した。広告需要が盛り返して1年以上ぶりの大幅増収となった。その結果に受けて、メタの株価が時間外で7%上昇した。