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米国株ウィークリーレポート(7/28~8/3)

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太郎丸 コラムを発表しました · 2023/08/06 21:37
先週の主な流れ(米7/28~8/3)
8/3までの米株式市場で主要3指数は先週末比で揃って反落した。ダウ平均やS&P500種は4週間ぶりの反落となり、ナスダック総合指数は2週間ぶりに反落した。格付大手フィッチは1日夕方、米国債の格付けを最上位の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に1段階引き下げたことを受けて、米財務省による国債増発に伴う長期金利の上昇圧力懸念が急遽注目され、リスクオフの動きが先行した。長期金利の指標となる10年債利回りは一時4.1%台前半と約9カ月ぶりの高水準となった。フィッチによる米国債格下げに先立ち、米6月CPI(消費者物価指数)や6月PCE(個人消費支出)が揃って市場予想を下回り、インフレ鈍化傾向は一段と鮮明になると共に、米経済の「軟着陸論」観測が広まった。米国債格下げショックで市場センチメントが一変した模様だ。S&P500種の主要セクターは先週末比で全面安の展開となったなか、金利上昇に敏感な公益セクターが前週末比で▲3.52%と値下がりトップとなったほか、ITセクターは▲2.81%、一般消費財セクターが▲2.64%、通信セクター、素材セクターも2%以上下落した。個別では、4-6月期の好決算が材料視され、キャタピラー(CAT)が先週末比8.1%高。半面、4-6月期決算が市場予想を下回ったエクスペディア・グループ(EXPE)が同17.8%安だった。
今週の見通し
7月のダウ平均は1987年以来の13連騰で盛り上がったなか、月間値上がり幅が1151ドルに上った。 S&P500種も7月まで5カ月連続で上昇トレンドを辿ってきた。主要3指数はいずれも52周高値を更新し、高値圏での推移を踏まえて、利益確定の売りに押されやすい地合が予想される。7/28時点のファクトセットのまとめによると、 S&P500種主要企業のうち、51%の企業が4-6月期決算を発表したなか、8割以上の企業利益(EPS)は市場予想を上回ったものの、4-6月期のEPS見通しは前年同期比▲7.3%と、3四半期連続で減益となるほか、2020年2Q(▲31.6%)以来の落ち込みになるとみられる。また、S&P500種の向こう12か月予想PERは19.4倍と、5年平均(18.6倍)や10年平均(17.4倍)を上回っていることを踏まえて、足元の米株市場にやや過熱感が帯びている模様だ。 人工知能チャットボットのChatGPTに代表される生成AIの関連銘柄による牽引がきっかけとなり、米株市場が強気相場に突入したとの見方も散見されるなか、生成AI 関連銘柄の収益本格化を以て真価が問われることになりそうだ。今週にかけて、米7月CPI(8/10)、米7月PPI(8/11)、米8月ミシガン⼤学消費者マインド指数(8/11)に注目したい。ウォルトディズニー(DIS)、イーライリリー(LLY)など米主要企業の4-6月決算が発表される見通し。
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