金が高騰
2024年3月1日現在の金先物価格は2094.25ドル(現在値)です。このままの価格を維持すれば終値ベースで史上最高値です。
インド株価指数Nifty50は22338.75ルピーをつけて史上最高値を更新しています。
原油先物WTIは終値ベースで昨年2023年11月6日以来の高値80.03ドルをつけています。
中でも上昇が著しい金価格に注目です。
なぜ金が急騰したのか？理由はいくつか考えられます。
①2024年3月8日発表の米国失業率が悪化すると金市場は予想している。
②米10年債利回りの下落を受けて政策金利の利下げが迫っていると予想している。
③インフレ沈静化が順調に進行しているため利下げ期待が高まり金を買っている。
④地政学的リスクの高まり
⑤各国中央銀行の金の買い増しが加速している可能性
FRBは慎重な姿勢を見せているため利下げは年後半に行われると考えています。
米中央銀行はインフレ再燃を嫌っているため市場が思っているほど楽観的ではありません。
現在の状況下で利下げ期待を理由に金を買い向かうのは賢明とは言い難(がた)いです。
米10年債利回りの低下を理由に金が買い向かわれているのであれば納得ができます。
長期金利の低下は住宅ローン金利を下落させます。住宅購入が活発となり下げ渋るCPIを下げる効果があります。
CPIが下がれば利下げ期待が高まります。これを材料に金が買われている可能性があります。
ドル高局面では金は上がりにくく、下げやすい傾向にあります。それでも下げないと言うことは、それなりの理由があります。
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