今晩の雇用統計で「サーム・ルール」が解除される?
2024年7月の非農業部門雇用者数(雇用統計)は市場予想を下回る結果となり、失業率は4.3%まで上昇し、米景気後退の的中率が100%のサーム景気後退指標が7月の0.53で点灯しました。これにより、アメリカが景気後退期に入ったとの見方が強まり、相場はリスクオフモードになりました。(※サーム景気後退指標は、元FRBエコノミストのサーム氏が考案したもので、「サーム・ルール」として知られています。失業率の3ヶ月移動平均が過去12ヶ月間の3ヶ月移動平均の最小値を0.50%ポイント上回った場合、景気後退入りを示唆するものです。過去の景気後退的中率は100%とされています。なお、米失業率は毎月第1金曜日に発表されます。)
その後、8月と9月の失業率が改善し、サーム景気後退指標も8月の0.57から9月には0.50に低下しました。景気後退に対する不安が解消され、株高・債券安のリスクオンの展開となりました。
今晩はいよいよ10月の雇用統計が発表される予定で、「サーム・ルール」が解除される可能性が高まっています。アメリカ経済が景気後退の懸念を脱し、好景気が継続する一方で、インフレが再燃し、再び利上げが必要になる状況に陥ると、再びリスクオフに転じる可能性も考えられます。
今晩の雇用データ発表前に、moomoo学ぶで「サーム・ルール」について学んでみませんか?
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。
さらに詳しい情報
コメント
サインインコメントをする
しっかりなテア_8998 : サームさんが今回はサームルールに当てはまらないって言ってはずですよ、移民がどーとかって