【13F】24Q1末時点の機関投資家ポートフォリオが明らかに！ハイテク株が引き続き人気

米国の大手機関投資家は、米証券取引委員会（SEC）に13F報告書を提出し今年第1四半期の米国株の保有状況やポジション規模を公表した。

・著名投資家バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが提出した保有銘柄リストによると、1〜3月期に $アップル (AAPL.US)$の株式数を23年末比13%減らしたほか、米メディア大手 $パラマウント・グローバル (PARA.US)$株も保有株式数を9割近く減らした。 $シェブロン (CVX.US)$の株式数を311万株減らし、 $オクシデンタル・ペトロリアム (OXY.US)$の保有株式数を430万株増やした。四半期ごとに保有株を減らしていた米IT（情報技術）大手の $HP (HPQ.US)$については、残っていた保有株全株を1〜3月期に売却した。2023年7〜9月期から損害保険大手 $チャブ (CB.US)$の株式の取得を始め、3月末時点で67億1700万ドル（約1兆400億円）相当に買い増した。

・世界最大のヘッジファンド・ブリッジウォーターは $アルファベット クラスA (GOOGL.US)$、 $エヌビディア (NVDA.US)$、 $アップル (AAPL.US)$、 $メタ・プラットフォームズ (META.US)$、 $マイクロソフト (MSFT.US)$などのハイテク株の保有額が大幅に増加し、 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$と $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$の新規保有も明らかにした。開示された保有銘柄の総額は 11％増の約 198 億ドルで、最大の新規保有銘柄はアマゾンで 1 億 8900 万ドルであった。 $コカコーラ (KO.US)$と $コストコ・ホールセール (COST.US)$はトップ5から押し出され、ブリッジウォーターのハイテク株への選好と消費財株への熱意の後退を意味する。

・米ヘッジファンド大手タイガー・グローバル・マネジメントは、第1四半期に $PDD ホールディングス (PDD.US)$のポジションを完全に手仕舞いし、62万株全てを売却した。 $JDドットコム (JD.US)$の株式数を566万株以上減らし、64.35％減となった。一方、 $アルファベット クラスA (GOOGL.US)$の保有株を630万株増やし、154.1％増加した。 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$の保有株に144万株追加した。

・著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏率いるARKは $テスラ (TSLA.US)$の保有株を約138万株（36.18％）増やした。 $コインベース (COIN.US)$は418万株、 $ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (ZM.US)$は463万株、それぞれ48.59%、42.26%と大幅に減少した。
出所：Whalewisdom、moomoo、日本経済新聞
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