米国市場の展望：米株が世界時価総額シェアの半分に迫る！　ダウ平均は185ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は185.20ドル安の41956.34ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が180.62ポイント安の18427.31で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は38.33ポイント安の5775.34。

トップニュース
経済指標
●米・9月コアPCE価格指数：前年比＋2.7％（予想：+2.6％、8月：+2.7％）

●米・先週分新規失業保険申請件数：21.6万件（予想：23.0万件、前回：22.7万件）

●明夜米10月非農業部門雇用統計が発表する予定、市場コンセンサスは11万人増、9月の15.4万人増から大幅に減少と予想。
●ボーイングのストライキ、ハリケーンの「ヘリーン」と「ミルトン」は10月雇用統計に影響を与える。

半導体は減速？
●韓国政府統計局が10月31日に発表した工業生産データによると、韓国の9月の半導体生産は3％減、14ヵ月ぶりの減少となる。
●アナリストは、メモリチップの需要がピークに達し、AI開発に牽引された半導体の好況サイクルが冷え込んでいる可能性があると指摘。
●サムスン電子の第3四半期決算によると、半導体部門（DS）の営業利益は3兆8,600億ウォン、市場予想の6兆7,000億ウォンを大きく下回った。
●同社は、第4四半期もモバイルとPC製品の需要は低迷、AIの需要は引き続き堅調に推移すると予想。
●ソフトバンクの孫正義氏は、2035年までにASI（超人工知能）が実現、ASIは人間の脳の1万倍賢くなるが、その構築には少なくとも2億個のチップと9兆ドルが必要と指摘。
●孫氏はまた、 $エヌビディア (NVDA.US)$が過小評価されていると述べた。

米株はさらに上昇？
●米国株が世界を支配しつつある。

●UnlimitedのCEOBob Elliottは、「米国がこのような時価総額シェアを示したのは、ITバブルが崩壊する直前だった」と指摘。
●歴史を振り返ると、米株式市場のパフォーマンスは、11月から4月にかけて平均リターンが最も高くなる。
●IBKRのアナリストは、「共和党の大勝利」、「企業決算説明会でのAIに関するポジティブなコメント」「経済データの軟化」、「金利の鎮静化」が米株上昇を続けるの要因と述べた。
●足元のS&P500のP/Eは、1999年/2000年と2021年に迫る、過去3番目の高さとなっている。

米大統領選、勝敗は決まらない
●米有名な選挙アナリストNate Silver氏は、世論調査がバンドワゴン効果で期待するほど正確ではないと警告。
●同氏はまた、賭け市場や株式市場の予想のほとんどは、役に立つ情報ではなく「雰囲気や雑談に調整された」ものとも指摘。
●TCWのグローバル・レート部門共同責任者のJamie Pattonは、投資家が今回の大統領選挙における米国債券市場動向について2016年を参考にするのは大きな間違いであると指摘。
●同氏は、特に連邦準備制度理事会（FRB）の政策を考慮する場合、8年前の選挙は現在とほとんど共通点がないと述べた。