【2023年振り返り】米ETF騰落率ランキング！年初来400％超上昇も

今年はウォール街にとって絶好調の一年だ。年末まであと1週間だが、ダウ平均は史上最高値を更新し、S&P500、ナスダック総合指数はそれぞれ20％超、40％超の好成績を見せた。この1年を振り返ってみると、米国ETFも、驚異的なリターンを達成している。

米国ETFの上昇率ランキングから見ると、暗号資産（仮想通貨）、ハイテク株、米国住宅市場に関連するETFが上位を占めている。 $MicroSectors FANG+ Index 3X Leveraged ETN(FNGU.US)$、 $MICROSECTORS FANG & INNOVATION 3X LEVERAGED ETN(BULZ.US)$は12月20日まで300％超の年初来パフォーマンスを実現した。この驚異的な上昇は、主に「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる米ハイテク「7強」の好パフォーマンスによるものだ。

暗号資産（仮想通貨）関連のETFでは、 $VALKYRIE BITCOIN MINERS ETF(WGMI.US)$、 $VANECK VECTORS DIGITAL TRANSFORMATION ETF(DAPP.US)$、 $グローバルX ブロックチェーン ETF(BKCH.US)$がそれぞれ260%、256%、246%の好パフォーマンスを見せた。

また、 「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が米国の住宅メーカー株を取得し、米住宅建設セクターも最高値を更新した。 $Direxion Daily Homebuilders & Supplies Bull 3X Shares(NAIL.US)$は240%超の年初来パフォーマンスを実現した。

資金流入面では、世界最大のETFである $SPDR S&P 500 ETF(SPY.US)$、 $バンガード・S&P 500 ETF(VOO.US)$、 $iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV.US)$、 $バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI.US)$の純資金流入額は12月20日まで220億ドル超を記録した。