2025年「AI革命勝者」10銘柄！次の有望AI銘柄はソフトウェア株？！

人工知能の開発と展望に牽引され、米国ハイテク株の強気相場は今年も続くだろう。 ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏はトランプ次期大統領政権下で予想される規制緩和とAIイニシアチブの強化によって、アップル、テスラ、マイクロソフトなどの大手ハイテク企業が2025年にも上昇基調を維持し、25％上昇すると予想している。

ウェドブッシュは、AI革命によって2025年のハイテク株は力強いパフォーマンスを見せ、今後3年間でAIの設備投資額が2兆ドルを超えると見ている。同行は、 $エヌビディア (NVDA.US)$を筆頭に、AI革命の潜在的な主要受益者10社を挙げた。

AIチップ関連銘柄に資金流入が続く見通し
バンク・オブ・アメリカのアナリスト、ビベック・アーヤは、2025年の米国チップ株は、資金が流入し、強気相場再開の可能性が高いと述べた。AIチップ産業の売上高が2025年に15％成長し、7250億ドルになると予想している。同行はAIチップ関連銘柄は今年前半も力強い勢いを維持し、後半に市場の焦点が自動車や産業用チップ関連銘柄に移行すると見ている。エヌビディア、 $ブロードコム (AVGO.US)$、 $マーベル・テクノロジー・グループ (MRVL.US)$などの銘柄が推奨されている。

エッジAIが大きな進歩を遂げる
アイブズ氏は2025年に、エッジAIアプリケーション、特に $テスラ (TSLA.US)$や $アップル (AAPL.US)$のような大手企業による大きな進歩を予想している。

テスラの完全自動運転技術は、今年前半に中国で承認を受ける見込み。ロボタクシー・サービスは、下半期にカリフォルニア州とテキサス州で提供開始される予定だ。一方、アップルは、AI市場への参入が遅れているとの批判を受けたが、生成AIの大幅な拡大に向けて準備を進めている。同社は来年、地元のテック企業と提携し、中国のiPhoneにAIを統合する予定だ。

クラウド・コンピューティング、AI革命で重要な役割を果たす
ゴールドマン・サックスは、2030年までにクラウド・コンピューティング市場の総規模が2兆ドルに達し、そのうち10～15％が生成AIによるものになると予測している。つまり、生成AIは、それまでに約2000億～3000億ドルの市場規模をクラウド・コンピューティングに提供できるようになるということだ。

ウェドブッシュは、2025年には $マイクロソフト (MSFT.US)$を筆頭とするクラウドプレイヤーがAI革命の重要な局面で引き続き重要な役割を果たし、グーグル・クラウド・プラットフォームとアマゾン・ウェブ・サービス（AWS）も今後数年でクラウドとAIの大きな勢いを見せるだろうと考えている。

マイクロソフトのエイミー・フッドCFOは最近の決算説明会で、クラウドベースのAIプラットフォームであるAzure AIに対する圧倒的な需要に対応するため、新たな設備投資によってAIのキャパシティが拡大し、2025年度後半にAzureの成長がさらに加速すると予想している。

一方、インフラとソフトウェア・サブスクリプションを含むグーグルのクラウド部門は、第3四半期に前年同期比35％増で、前四半期の29％増から顕著な伸びだった。この加速は、グーグルがクラウド・コンピューティングとAI分野で地位を強化していることを示唆している。

ソフトウェア株がAI革命の恩恵を受ける
2025年、市場の焦点はインフラ開発からアプリケーションの収益化にシフトすると予想される。AI関連の物色がハードウェアからソフトウェアに移行する中、2025年にソフトウェア株もAI革命から恩恵を受けるだろう。

アイブズ氏は、ユースケースの爆発的増加、2025年の企業向け消費フェーズの開始、大規模言語モデル（LLM）の展開、生成AIの広範な採用などで、ソフトウェア業界と主要プレーヤーがAI革命の恩恵を受けるための主なきっかけとなり、ハイテクの利益成長につながると指摘した。

ソフトウェア株の中で、 $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$と $セールスフォース (CRM.US)$がトップランナーと見られているが、 $モンゴDB (MDB.US)$、 $ペガシステムズ (PEGA.US)$、 $スノーフレイク (SNOW.US)$を含む他の企業もAIブームの波に乗るのに有利な立場にある。