仮想通貨関連の上昇中3銘柄！ビットコインが史上最高値更新、トランプ氏も“楽しむ”？

ビットコインが11日に史上最高値を更新したことで、12日は日経平均株価が下落する中でも暗号資産（仮想通貨）関連株は大幅高となった。ビットコインは今年4月、新規発行量が半分に減少する「半減期」を迎える見込みで、これによる需給のタイト化や米国でのビットコイン現物ETF（上場投資信託）の承認などが強気相場を支えている。暗号資産に批判的だった米ドナルド・トランプ前大統領の姿勢軟化も追い風となりそうだ。同氏は直近の米CNBCのインタビューに対し、「今は仮想通貨を楽しむこともある」と述べた（3月12日コインポスト）という。

12日は、仮想通貨の国内取引所「ビットバンク」に出資する $MIXI(2121.JP)$が前日終値比約６％高、 $セレス(3696.JP)$が約４％高となった。国内販売所の「コインチェック」を傘下とする $マネックスグループ(8698.JP)$は約３％高だった。年初来の上昇率で最も出遅れが目立つMIXIに資金が向かったようだ。

プライム市場上場。仮想通貨の国内取引所「ビットバンク」に出資する。モバイルゲームやソーシャル・ネットワーク構築サービス提供。スマホゲーム「モンスターストライク」が収益の柱。スポーツ事業も。直近配当利回りは4.2％と高い。moomooアプリによると、株価チャートは上昇パターンである「上昇トライアングル」を形成中。

プライム市場上場。ポイントサイト「モッピー」やアフィリエイト運営、広告が収益源。販売所「Coin Trade（コイントレード）」の運営や、ビットコインが使える海外送金サービス「Sobit」などのブロックチェーン事業を展開。MIXIと同様に「ビットバンク」にも出資。株価は23年末から大きく上昇している。

プライム市場上場。ネット証券を展開。子会社に国内交換所首位級の「コインチェック」がある。コインチェックの米ナスダック上場計画は予定が後ずれ。1月に発表した24年3月期第3四半期（23年10～12月）決算では、取引量増加でクリプトアセット事業が黒字化。同事業は全体の売上高の約1割。カナダ法人の暗号資産運用会社3iQDigital Holdings Inc.子会社化を発表。