大幅上昇の円高メリット5銘柄!北越コーポは13%高!8月5日大暴落時の141円台再び?
26日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=143円40銭台と大きく円高に振れた。前週末の23日、日本銀行の植田和男総裁が追加利上げを引き続き検討する姿勢を示した一方、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9月利下げをほぼ明言し、日米金利差の縮小見通しが強く意識された。ブルームバーグは、「22年10月に始まったドル・円相場の下落局面では当時の高値からの下げが約16%に達しており、同様の規模で足元のドル安が進むと仮定すると、今後数週間に140円を大きく割り込む展開が見込まれる」と指摘した。為替ストラテジストからは「5日に付けた高値141円70銭を試す可能性が高い」との声が聞かれた一方、銀行関係者からはドル指数の割安感から「145円付近までいったん揺り戻す可能性がある」との見方も示された。26日の円高進行で大幅に上昇した主な円高メリット銘柄をチェックした。(時価総額500億円以上)
円買い圧力が強まった26日に上昇したのは?
◆ $北越コーポレーション (3865.JP)$
26日は13.39%上昇。製紙業界5位。25年3月期1Qはパルプの販売価格下落や原材料費・物流コスト増で純利益は前年同期比63%減の23億円だった。大幅減益ではあるが市場予想からは上振れた。売上高の6割以上が国内。通期業績予想は据え置き、売上高は前期比4.4%増の3100億円、純利益は66.9%増の140億円を見込む。筆頭株主は香港の投資ファンドでアクティビストとして知られるオアシス・マネジメントが約20%を保有。10%を保有する大株主の大王海運もオアシスの株主提案に同調するなど物言う株主の圧力が強まっている。
26日は13.39%上昇。製紙業界5位。25年3月期1Qはパルプの販売価格下落や原材料費・物流コスト増で純利益は前年同期比63%減の23億円だった。大幅減益ではあるが市場予想からは上振れた。売上高の6割以上が国内。通期業績予想は据え置き、売上高は前期比4.4%増の3100億円、純利益は66.9%増の140億円を見込む。筆頭株主は香港の投資ファンドでアクティビストとして知られるオアシス・マネジメントが約20%を保有。10%を保有する大株主の大王海運もオアシスの株主提案に同調するなど物言う株主の圧力が強まっている。
作業服専門チェーン。円安による仕入れ値上昇は値上げで対応。プライベートブランド商品は値上げせず、価格維持方針。粗利益は改善している。通期想定レートは1ドル145円50銭であり、円高が進行すると業績上振れ期待が高まる。25年3月期通期営業総収入(売上高)は前期比4.5%増の1385億円、純利益は2.1%増の163億円を見込む。
◆ $神戸物産 (3038.JP)$
食品販売の業務スーパーをフランチャイズ展開。輸入材料が多い。円安で仕入れ値が上昇していたが、値上げで吸収。実績ROE は19.9%。24年10月期は過去最高純利益更新見込み。
全国トップの家具・インテリア製造小売り。アジア中心に海外拡大中。25年3月期通期売上高は前期比7.2%増の9600億円、純利益は6.3%増の920億円を見込む。
100円ショップ2位。自社の業務効率化システムにより利益率が高い。円安は逆風だが、売上高は年々伸ばしている。25年3月期通期の売上高は前期比4.3%増の2328億円、純利益は1.3%増の99億円を見込む。
ドル円は2022年以降の下値支持線(赤色)を8月初頭に割り込んで以降、支持線が抵抗線として機能しはじめ、上値を抑えている。
―moomooニュースKathy
出所:各社IR資料、ブルームバーグ、四季報、moomoo
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コメント
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ジロ : 5日の理由はそれだけではなかったはず。
なんとも浅いニュースに感じる。
にくQ : 再びドル円で大きな動きが起きそうで怖いです〜
ごにょにょ : チャート的にどれも買いづらい