新規事業開発で銀行に相談した体験がイマイチだった話

Pivotで「銀行の未来」的な動画が出ていました。

動画内で「預金獲得や貸付以外に事業を広げるべき」という話があって「イマイチな体験」を思い出しました。

以前、とある企業の新規事業開発に携わっていたことがあります。

その時に、どこの銀行とは言わないのですが、某緑のメガバンクとやり取りしました。

事業内容の詳細は守秘義務で言えないのですが、ユーザーのタブレットを利用してもらう必要があるサービスでした。

サービス利用する中でタブレットが破損するケースがありえて、保証をつけてあげたかったんですよね。

自社からレンタルしているわけではないのでどうしたもんかな〜、というのが課題になっていました。

取引銀行に事業相談している中で「保険などのサービスも提案できます」と言われたので、保険商品の提案をお願いしたことがあります。

その体験がむちゃくちゃイマイチだったんですよね。

まず、先方グループで保険商品の提案できる会社と商談するにあたって、何かややこしい同意書みたいのを書かされるんですよね。

割と読み込まなきゃいけないボリュームで捺印も必要。

なぜ必要かを聞くと銀行業的に？必須みたいな話でした。

しゃーないので社内で法務レビューかけて捺印申請して出すわけですけど、それでようやく提案を受けられるんですよね。

で、オンラインミーティングは先方のTeamsでなきゃダメらしく。

まぁそれはいいんですけど、画面共有してくれないんですよ。

それも聞いたら「画面共有するためには行内で承認を取る必要がある」とのこと。

事前に大量に資料が送られてきたんですけど、ミーティング中に画面共有してほしいじゃないですか。

できないなら「できない」と先に言っといてほしい。

さらに言うと画面共有できないなら、資料のどこを説明してるのか分かりやすく伝えてほしいんですけど、分かりにくいんですよ。

しかも5人くらいミーティングに出てきて、3人くらいは全く話さない。

むちゃくちゃ生産性悪くね…？

どうやら銀行の人って未だにオンライン慣れしてないらしいんですよね。

基本訪問するか、訪問されるオフラインコミュニケーションを前提にしてるらしく。

2023年でまだそうなんかい！と感じました。

「銀行は色んな提案をできるようにすべし」はいいんですけど、提案先の体験がイマイチなのはホント何とかしてほしい。

実はメガバンクの米ドル建て債券をいくつか持っており、持ってる理由の一つが「デフォルトリスクが低い」なんですけど、衰退産業感を持っちゃったのでしっかりしてほしいものです。