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9月の月例経済報告で、景気の総括判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、8月の判断を据え置いた。

[東京 18日 ロイター] - 政府は18日に公表した9月の月例経済報告で、景気の総括判断を「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」とし、8月の判断を据え置いた。項目別では「倒産件数」の判断を「増勢が鈍化している」に引き上げた。
総括判断は8月に上方修正した表現を維持した。4─6月の企業収益が過去最高を更新し、フルタイム労働者の定期給与が春闘を反映し高い伸びを示している一方、台風の影響で旅行需要が減少したことなどを考慮した。
倒産件数は8月の「増加がみられる」から「このところ増勢が鈍化」に上方修正した。ゼロゼロ融資の終了などで8月の倒産件数は765件とコロナ前の5年平均(704件)を上回っているが、前年比が昨年夏以降縮小を続けていることなどを反映した。
このほか8月に「緩やかなに上昇している」としていた国内企業物価の表現を「このところ上昇テンポが鈍化している」に変更した。円高進行や銅など非鉄価格の下落が理由。
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