アップル、最新のM3チップを搭載した新しいMacBook Airラップトップを発表

アップルは月曜日、最新のM3チップを搭載した13インチと15インチのMacBook Airラップトップの新バージョンを発表した。

アップルは10月にM3チップをiMacデスクトップ・コンピュータ用とMacBook Proラップトップ用のより強力なバージョンで発表した。アップル社は、会計年度第1四半期の決算報告で77億8000万ドルのマック売上を計上したが、その伸びは1％未満だった。最新のコンピューターは同社の売上を押し上げるかもしれない。

アップルによると、新しいMacBook Airラップトップはより鮮明な1080pウェブカメラ、より高速なWi-Fiネットワークへの対応、最大18時間のバッテリー駆動時間を実現したという。デザインは旧モデルと変わらないが新しいM3チップは、ユーザーが最大2つの外部ディスプレイを追加できるようにし、以前のチップがサポートしていた1つのスクリーンから改善された。

アップルは今回の発表で、人工知能に関するマーケティングを強化していることを示した。

新型MacBook Airを「AIに対応した世界最高のコンシューマー向けノートパソコン」と呼んだ。10月にM3を搭載したiMacを発表した際、アップルはそのことに触れなかったのでこれは興味深い言葉の変化だが、「AI PC」と銘打った新しいWindowsラップトップに対抗しようとしていることを示している。

それでも、OpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeなど、最も人気のあるAIプラットフォームは、コンピュータ上で直接動作するのではなく、インターネット接続を介してクラウド上で動作する。Pixelmator Proのようなアプリは、写真の背景ノイズを除去するためにAIを使用することができるとアップルは述べた。

アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は2月28日、アップルが人工知能に「大規模な投資」をしていることを改めて表明し、今年後半に大きな発表があることを予告した。それは、アップルが通常新しいソフトウェアを発表する6月のWorldwide Developer Conferenceで行われるかもしれない。アップルが、MacやiPhoneやiPadなどの他のデバイス上でローカルに動作する独自の大規模言語モデルを発表する可能性もある。

13インチのMacBook Airは1,099ドルから、15インチは1,299ドルから。月曜日から注文可能で、3月8日から店頭に並ぶ予定だ。