半導体・AI株が再び上昇トレンドに？注目のハイテク株投信3選！利下げが後押し【投信特集】

米FRBが9月18日に利上げを実施した後、S&P500指数は一段高となり、9月24日は史上最高値を更新した。利下げ継続やソフトランディングの実現への期待が背景にある。相場センチメントの回復を受け、ハイテク株で構成される情報技術サブ指数も上昇している。9月19日は上値抵抗線を突破し、再び上昇トレンドに戻る可能性が出てきた。今回は「投信特集」として、注目のハイテク株ファンド3選をピックアップした。

半導体・AI株が再び上昇トレンドに？注目のハイテク株投信3選！利下げが後押し【投信特集】

年初来騰落率上位のハイテク株ファンド

投信ランキングでハイテク株ファンドの年初来騰落率（※）を確認してみると、1位は「iFreeNEXT FANG+インデックス」、2位は「＜購入・換金手数料なし＞ニッセイSOX指数インデックスファンド（米国半導体株）」、3位は「ニッセイAI関連株式ファンド（為替ヘッジなし）」となった。

（※moomoo証券アプリで投資テーマ「テクノロジー」に属する投資信託が対象、基準日は9月24日。）

FRBが利下げを実施した後、上記3つのファンドはいずれも9月24日まで4.5％～5.5％％上昇し、S&P500指数（同期間で1.7％上昇）をアウトパフォームした。ハイテク株の持ち直しが背景だ。

● $Daiwa iFreeNEXT FANG+ Index (04311181.MF)$
◇ファンドの特色
・米国上場企業の株式に投資し、NYSE FANG+指数（配当込み、円ベース）の動きに連動した投資成果をめざす。
・「NYSE FANG+指数」は、Facebook、Amazon、Netflix、Googleの4社を含む、米国企業10銘柄で構成された株価指数。次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する企業が集結している。

◇組み入れ上位銘柄
（8月末時点、%純資産総額に対する比率）
1） $テスラ (TSLA.US)$ ：11.1％
2） $アップル (AAPL.US)$ ：10.6％
3） $メタ・プラットフォームズ (META.US)$ ：10.3％
4） $ネットフリックス (NFLX.US)$ ：10.0％
5） $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$ ：9.3％

※なお、ファンド委託会社の大和アセットマネジメントは9月24日、「FANG+指数銘柄入替えのお知らせ」を公表。それによると、2024年9月の定期リバランスにおいて、 $テスラ (TSLA.US)$ と $スノーフレイク (SNOW.US)$ が指数構成銘柄から除外された。両銘柄とも総合順位を計算する際に用いる4つの指標のいずれかが相対的に低下し、総合順位10位以内を維持できなかったため除外となった。新規追加銘柄は $クラウドストライク・ホールディングスクラスA (CRWD.US)$ と $サービスナウ (NOW.US)$ となった。

◇パフォーマンス情報等

● $Nissay SOX Idx Fd US SC Eq <No F/D Load> (29314233.MF)$
◇ファンドの特色
・SOX指数（配当込み、円換算ベース）の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う。
・SOX指数は正式名称を「PHLX SEMICONDUCTOR SECTOR指数」といい、米国上場の主要な半導体関連30銘柄で構成されている株価指数。「フィラデルフィア半導体株指数」とも呼ばれており、半導体の設計や製造、流通、販売などを手掛ける銘柄で構成されている。

◇組み入れ上位銘柄
（8月末時点、%は純資産総額に対する比率）
1） $エヌビディア (NVDA.US)$ ：13.2％
2） $ブロードコム (AVGO.US)$ ：12.1％
3） $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$ ：7.1％
4） $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$ ：7.1％
5） $テキサス・インストゥルメンツ (TXN.US)$ ：4.4％

◇パフォーマンス情報等

● $Nissay AI Related Equity Fund UnHdg (2931516B.MF)$
◇ファンドの特色
・日本を含む世界各国の株式の中から、主にAI（人工知能）関連企業の株式に投資を行う。
・AI関連企業とは、（1）AIの基礎技術等を提供する企業、（2）AIを開発・提供する企業、（3）AIを活用した製品・サービス等を提供する企業をさす。