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ASMLの7-9月期受注高が急減→半導体関連株下落、日本の自動車企業の7-9月期決算に自信

10月19日の日本株は下げました。「米国株安を受けて日本株安」です。半導体関連株等に売り物が膨らみました。
時価総額で世界最大の半導体製造装置メーカーASMLが18日、決算を発表しました。7-9月期の受注高は26億ユーロでした。前年同期比7割減少、前月比でお42%減少です。時系列で示します。
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ASMLの受注高推移(億ユーロ)
22年
7-9  89
10-12 63
23年
1-3  37 4-6  45
7-9  26
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受注の落ち込みを受け、米国市場でASMLの株価は4%下落しました。時価総額最大メーカーの株価が決算発表を受けて下がれば、他の半導体製造装置メーカーにも影響を与えます。同じく決算を発表したラム・リサーチ(LRCX)は時間外で4%下げました。こうなると、東京市場でも半導体関連株が売られます。
            
経済産業省は19日、9月の貿易統計を発表しました。
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9月の貿易統計(前年同月比)
輸出 9兆1981億円(+4.3%)
輸入 9兆1357億円(-16.3%)
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輸出は3カ月ぶりに増加しました。数量指数も+0.7%と、12カ月ぶりの増加です。日本円のコストで生産された製品が海外に輸出されるので、日本企業が輸出で得る利益は増加しているはずです。日本企業の7-9月期決算を見る上で重要なデータです。
製品別の輸出動向を見てみましょう。以下に輸出が伸びている製品を記載します。
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自動車   1兆6536億円(+26.9%)
建設・鉱山機械 1891億円(+14.2%)
荷役機械      614億円(+5.6%)
繊維機械      280億円(+12.7%)
重電機器         1424億円(+14.2%)
二輪自動車    438億円(+12.6%)
航空機類     266億円(+28.6%)
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自動車や建設機械の輸出増加は広く認識されています。重電機器の輸出増加も注目されます。米国建設業者協会(NAHB)の景況レポートには「住宅建設において変電機器の不足がネックになっている」との記載がありました。変電機器等の需要増加が重電機器の輸出拡大につながっている可能性があります。
ラジオNIKKEI解説委員 鎌田伸一
 (C)ラジオNIKKEI
当資料の著作権はラジオNIKKEIに帰属します    
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