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植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!

植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!
 株式市場は豪雨→晴れ→そのあと曇り、ときどき雨といった状況でしょうか。8月初旬、株式市場は猛烈な“夏の嵐”(日銀・植田ショック)に見舞われました。マーケットでは「令和のブラックマンデー」と呼んでいるそうですが、これは違います。
 しかし、その後は力強い戻り相場を展開しています。日経平均株価(ザラバベース)は8月5日に、3万1156円の安値をつけました。7月11日の史上最高値4万2426円比の下落幅は1万1270円、下落率は26.6%に達しました。ガラです。
 チャート的には完全に崩れ足(クラッシュ)となりました。大きな下ヒゲ形成です。それが何と、8月22日には3万8408円まで上昇しました。上昇幅は7252円、上昇率は23.5%です。下落幅の64.3%を奪回したことになります。反発のスピードが速いですね。市場関係者の間には「次は全値戻し」との声が高まっているほどです。
 猛反発です。この背景にはまず、利上げ→円高を受けた円キャリートレードの巻き戻し、システマティック・トレーディング戦略によって、機械的に売り込んだ反動があります。もちろん、信用取引など目先筋の投げ売りもありました。鋭角的な暴落だっただけに、調整は一瞬に終わります。
 ただ、問題はこれからです。暴落によって、投資家は痛手を受けたはずです。その“傷”をいやさねばなりません。
 さて、猛反発の要因ですが、日銀の超タカ派の金融政策が内田副総裁の8月7日の講演に見られるように、やや軌道修正されたこと(ただし、植田総裁のタカ派姿勢は不変)が大きかったですね。
 さらに、自社株買いの急増をはじめ、投機筋(ヘッジファンド、商品投資顧問)が暴落直後に日本市場に回帰(買い出動)したほか、アクティビストが $イリソ電子工業 (6908.JP)$ $UACJ (5741.JP)$ $サンケン電気 (6707.JP)$ などを買った、といわれています。
植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!
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 彼ら(アクティビストは違う)は売って儲け、買って儲けるのです。しょせんは利ザヤを狙う戦術です。大量執行、高頻度売買を行うのです。ボラティリティの高さは投資機会を膨らませます。
 なお、NYダウの今回の金融市場の混乱での下落率は7%にとどまっています(その後、史上最高値を奪回)。まあ、「強い」ということですが、投機筋にとっては「面白みに欠ける」マーケットと言えるのではありませんか。
アメリカ新大統領は住宅取得を支援!防衛、サービスに妙味膨らむ!
 いずれにせよ、危機は脱しました。今後は政治(9月27日に自民党総裁選、11月5日にアメリカ大統領選)に加え、日米の金融政策、および為替(円・ドル)の動向をにらんだ展開となりそうです。
 基本的には値固めが必要でしょう。トレンド的にはFRB(連邦準備制度理事会)は利下げ、日銀は金融引き締め(利上げ、流動性の吸収)に進みます。円高傾向は阻止できません。
 物色面はどうでしょうか。ハリス候補、トランプ候補とも住宅支援を打ち出しています。アメリカ事業を展開する $住友林業 (1911.JP)$ をはじめ、シャッター、ドアの $三和ホールディングス (5929.JP)$ 、芝刈り機の $やまびこ (6250.JP)$ 、小型パワーショベルの $竹内製作所 (6432.JP)$ などが潤うでしょうね。
植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!
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 FRBの利下げ開始時には公益事業、不動産、小売り(生活必需品、レジャーセクター)が買われています。アメリカにおいて、現地企業を買収し、クレーンゲーム施設を運営している $ラウンドワン (4680.JP)$ $GENDA (9166.JP)$ は要注目です。
植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!
また、円高に対する備え(ポートフォリオ構築)が必要でしょう。この視点では $ニチレイ (2871.JP)$ $神戸物産 (3038.JP)$ $ワークマン (7564.JP)$ $エイチ・アイ・エス (9603.JP)$ などをピックアップできます。
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 このほか、値動きを注視すると、流行の兆しを見せるエムポックスに絡み、 $川本産業 (3604.JP)$ 、防衛・航空・宇宙関連の $三菱重工業 (7011.JP)$ $IHI (7013.JP)$ 、太陽光発電パネルリサイクル事業の $エヌ・ピー・シー (6255.JP)$ などに妙味があります。
植田日銀総裁はタカ派姿勢を変えず!利上げのNYダウは一気に史上最高高値を更新!
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