債券は横ばい圏、20年入札無難予想で買い先行－国債減額警戒は重し

債券上昇か、米金利低下や20年入札無難予想－買い入れ減額警戒は重し更新日時 2024年7月11日 9:09 JST(一部抜粋)
11日の債券相場は横ばい圏での推移。20年利付国債入札を無難に終えるとの予想が相場を下支えしている。半面、日本銀行が前日まで開いた債券市場参加者会合を受け、国債買い入れの減額規模が膨らむことへの警戒感は引き続き重しだ。
　　三菱ＵＦＪアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、20年債入札について「金利水準が前回入札より高いことや相対的価値から一定の需要が見込まれ、無難からしっかりした結果になりそうだ」と予想。ただ、国債買い入れに対する潜在的な減額規模への警戒感はあり、「入札後も相場がどんどん上昇することは難しいのではないか」との見方も示した。