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日経平均チャートに買いサイン!買い向かう? 海外勢による売り圧力も

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moomooニュース日本株 コラムを発表しました · 2023/10/06 03:43
日経平均株価のチャートで、下落方向への「窓」(ローソク足間の空白)が3回連続的に出現する「三空叩き込み」のパターンが成立し、上げ相場への転換可能性についての指摘が市場関係者から出ているとブルームバーグが6日報じた。三空叩き込みは、江戸時代から使われているテクニカル分析「酒田五法」のパターンのひとつで、買いサインとして知られる。
ブルームバーグによると、今回窓が9月21日、10月3日、4日に開き、1回目と2回目の窓が開いた営業日は連続していない。楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは、パニック的な売りというより下値を探ってきた結果として三空の形になったと分析。米国株の動き次第で200日線水準の3万円割れまで短期的に値幅修正が進む可能性はあるとはみているが、買い戦略が有効かもしれない、とも話しているという。
▲赤矢印は窓が開いた営業日
▲赤矢印は窓が開いた営業日
三空叩き込みは今年3月10日から連続する3営業日でも発生した。その後16日に底(安値2万6632円)を打ち、下値を切り上げながら6月19日(高値3万3772円)まで上昇した。
今年の上昇が急激だった反動もあり、足元では日本企業の業績が好調な中でも、米金利上昇による投資家心理の悪化で海外勢の売りの勢いは強い。日本取引所グループ(JPX)が5日発表した9月第4週(25~29日)の投資部門別売買状況によると、海外投資家は現物・先物合計で日本株を1兆6200億円超売り越した。現物株では4週連続の売り越しとなる。
ゴールドマン・サックス証券の建部和礼・日本株ストラテジストは「ストーリーを変えるような日本固有の要因はない。なぜ日本株が下がっているのかという質問が多い」(4日付日本経済新聞)としている。日銀の金融緩和維持姿勢や円安など日本の株式マーケットの環境は悪くない。市場では、長期目線の投資家ではなく、短期筋のファンドなどが中心となって米国発の材料で米国株とともに日本株も売っているとの見方があるようだ。
また、信用取引の買い残高(9月29日申し込み時点)が3兆8722億円と2007年8月以来16年2カ月ぶりの高水準となっていることも一部で懸念されているが、東海東京調査センターの鈴木誠一チーフエクイティマーケットアナリストはブルームバーグの取材に対し、東証プライム時価総額が約800兆円に膨らんでいる現状では「名目の信用買い残高は0.5%に満たない」として市場全体に対する影響度は低下しているとの認識を示している。
ただ、コロナ・ショックの2020年2~3月期には「四空」も発生していることから、さらなる下落もしっかり踏まえた上で買い向かう必要がありそうだ。
出所:日本経済新聞、Bloomberg、moomoo
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