世界の債券ファンドに資金流入、米利下げ観測や中東緊迫で

2024年9月2日午後 12:44 GMT+9(一部抜粋)

ＬＳＥＧのデータによると、８月２８日までの週に世界の債券ファンドに１７６億９０００万ドルが流入（ネットベース）した。流入額は６週間ぶりの高水準。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の９月利下げ観測や中東情勢の緊迫化を背景。

パウエルＦＲＢ議長の早期利下げ示唆を受け、金利見通しを反映する米２年債利回りはこの週に１５．３ベーシスポイント（ｂｐ）低下した。
米債券ファンドは６週間ぶり高水準の９５億８０００万ドルの資金が流入。欧州とアジアのファンドもそれぞれ６９億２０００万ドル、６億８１００万ドルの流入だった。
国債ファンドは５４億２０００万ドル流入で流入額は２０２３年１０月以来の高水準。ドル建て短期国債ファンドには２３年３月中旬以来の高水準となる４９億９０００万ドルが流入した。
ハイイールド債ファンドも２週連続の資金流入で２７億３０００万ドル流入した。

世界のマネー・マーケット・ファンドは約８１億８０００万ドルの流入で４週連続流入。