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米超大型株「M7」に匹敵!日本株「七人の侍」は3カ月で最高60%の上昇率

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moomooニュース日本株 コラムを発表しました · 04/04 01:50
バブル経済期の最高値を超えた日本の株式市場が史上最高値を更新し続ける中、海外投資家の日本株、特に株式市場をけん引する「七人の侍」への注目が一気に盛り上がった。日本株の「七人の侍」は、米ゴールドマン・サックスが名付けて、アップル、マイクロソフトなど米国株を代表するハイテク7銘柄「マグニフィセント・セブン」の日本版だ。東京証券取引所で時価総額トップ10に入る三菱UFJフィナンシャルやソニーグループ、ソフトバンクグループなどは選ばれず、人工知能(AI)向けなどの需要拡大で飛ぶ鳥を落とす勢いの半導体製造装置メーカーが名を連ねたのが特徴だ。SCREENホールディングス、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロンの4つの半導体企業が選定されている。これに加え、自動車会社のトヨタ自動車とSUBARU、総合商社の三菱商事がある。
アナリストによれば、テクノロジー業界に特化した米ハイテク7社とは異なり、これらの企業は日本の産業および先端技術の様々な分野を代表しているという。自動車大手から半導体企業まで、「七人の侍」は単に生き延びているだけではなく、成長し、世界的な舞台で活躍する重要な存在となっているのだ。
米超大型株「M7」に匹敵!日本株「七人の侍」は3カ月で最高60%の上昇率
爆発的に急成長のハイブリッド車、次世代の勝者はトヨタ?
大きく盛り上がった電気自動車に対する期待が、ここへ来て世界的に鈍化している。 $トヨタ自動車(7203.JP)$は年初来、40%近く上昇。この1年で時価総額は2倍の約60兆円となり、 $テスラ(TSLA.US)$の5306億ドル(2日時点で約80兆円)には及ばないが2022年に最大4倍だった差は1.4倍まで縮んだ。トヨタの豊田会長が1月に電気自動車(EV)の市場シェアは最大でも3割、残りの7割はハイブリッド車(HV)や燃料電池車、水素エンジン車などになる。EVへの一点張り戦略に長らく懐疑的な見方を示した。投資家たちも、電気自動車への同社の逆張り姿勢は正しいのかもしれないと考えはじめている。トヨタのハイブリッド車の売れ行きは爆発的で、同社は1月、2023年のグループ世界販売台数が前年比7.2%増の1123万台で過去最高だったと発表し、4年連続での世界首位が確定した。時価総額は3月に初の60兆円台に乗せた。
1台利益トヨタを超えスバルの稼ぐ力の持続性が引き続き注目
$SUBARU(7270.JP)$は、燃料車の好調により、2023年は力強い上昇を見せた。今年に入ってから約30%上昇している。スバルは2月8日、2024年3月期の連結業績のうち、営業利益を4500億円(従来予想4200億円)、純利益を3400億円(同3200億円)に、それぞれ上方修正した。為替相場が想定よりも円安で推移していることや、北米を中心に収益力の高い車種の販売が好調のためだ。また、スバルの稼ぐ力の持続性が引き続き注目されている。2023年3月期の販売1台あたりの営業利益はトヨタを上回り、国内大手でトップだった。前期は円安による恩恵が押し上げたが、24年3月期も高い利益水準が続きそうだ。
絶好調の三菱商事、モンスター級の自社株買い
$三菱商事(8058.JP)$は2023年以降の累積上昇率は141%を超えており、今年に入ってから約52%の上昇率を記録。原料炭などの資源を筆頭に機械、食品、化成品などの事業基盤が厚い。2月6日、発行済み株式総数の10%(上限5000億円)を取得する大規模自社株買いを発表。ジェフリーズ証券は「モンスター級の自社株買い」と評価し、目標株価を引き上げた。以前に発表した分の自社株買い、配当を合わせた今期の総還元額は過去最高の約8900億円となる。
エヌビディア効果とAIブームにより、AI・半導体関連の物色人気加速
日本経済新聞によると、23年度の1年間で時価総額を増やした企業をランキングにすると、半導体の成膜など幅広い製造工程向けの装置で高い市場シェアを持つ $東京エレクトロン(8035.JP)$2位に入った(1位はトヨタ)。2023年以降、 $エヌビディア(NVDA.US)$とAIブームにより、東京エレクトロンは200%以上急騰し、時価総額がソニーグループ、NTTを抜いて国内3位に浮上した。また、日経新聞によると、東エレクの2025年3月期の連結売上高が24年3月期比で2~3割増える公算が大きい。24年後半から記憶用メモリー向けの販売が本格回復し、AI用半導体の需要拡大も追い風になる。中期的には、AI用半導体に必要な特殊な組み立て工程を次の収益の柱の一つと期待し、市場規模で年平均3割程度の伸びを見込む。
半導体ウエハー切断装置の $ディスコ(6146.JP)$はシリコン・ウエハーの切断などを行う、精密加工ツールおよびそれを搭載した装置分野でシェアが高い。同社はまた、AIの波の大きな勝者であり、2023年以降の累積上昇率は353%を超えており、今年に入ってから約60%の上昇率を記録。
半導体を検査する装置の製造に強みを持つ $アドバンテスト(6857.JP)$は2023年以来、累計で200%以上上昇している。アドバンテストは日経平均史上最高値に影響を与えた米国の半導体大手エヌビディアとGPU用テスターで強固な取引関係がある。
$SCREENホールディングス(7735.JP)$は半導体洗浄装置で世界シェアトップ。SCREEN、TEL(東京エレクトロン)、ラムリサーチ、SEMES(サムスン半導体)の4社合計の市場シェアは90%を超えている。中でもSCREENは半導体洗浄装置の世界シェアの45.1%を占めている。
2024年に向けて、日本の半導体産業には3つの大きな投資チャンスがあるとアナリストは見ている:
1)生成型AI(人工知能)
2)中国市場
3)自動車の電動化・知能化
生成型AI関連の企業にはレーザーテック、アドバンテスト、ディスコなど、中国市場関連の企業には東京エレクトロン、SCREENなど、自動車の電化・知能化関連の企業にはソニー、ルネサス、ロームなどなどがある。同時に、投資家は円高、新NISA、株主還元の強化に注意を払う必要がある。
出所:日本経済新聞、moomoo、Bloomberg
ーmoomooニュースSherry
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