中国の景気刺激策への期待で銅が上昇

銅先物は1ポンド＝4.1ドルを上回り、4カ月ぶりの安値からやや反発した。中国の指導者が政治局会議で、通年の成長目標を達成するために支援策を強化し、市場の信認を安定させると約束したためだ。

中国の弱い企業活動データも、当局による追加刺激策の可能性を高めた。

データによると、中国の7月の製造業活動はやや早いペースで縮小し、サービス部門の成長率は8ヵ月ぶりの低水準に鈍化した。

それでも、世界経済の不確実性と貿易摩擦は、引き続き工業用金属の需要見通しを圧迫している。

加えて、一部の中国製錬所が生産量規制を遵守するために新たなプロジェク トを進めているという報道は、処理費用を引き上げるための共同減産という以前の報道を覆すものであった。