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2月の企業物価指数から読み解く、春闘での給料アップ・マイナス金利解除?

2024年3月12日の朝8時50分に、2024年の2月についての企業物価指数の新しい情報が発表。PPIがどんなふうに金利の政策に影響してるか、それと日本が続けてるマイナス金利政策を見直すかもって話が注目されてる。
PPIとは
PPI(Producer Price Index、生産者物価指数)とは、工場が商品を出荷するときの価格がどう変わってるかを見る指標。これで原料や商品の卸売価格の変動がわかって、物価がこれから上がるか下がるかのサインとして使われるんだ。PPIが上がると、将来の消費者物価も上がるかもって考えられるから、中央銀行はこれを見て金融政策を決めるのに使う。
(1)インフレ期待と長期金利
長期金利とは、政府が出してる長い期間の国債の利回りのこと。これがインフレの予想とか経済の成長どうかとか、中央銀行の金利政策によって動くんだ。
PPIが上がってインフレが期待されると、みんなの債券に対する利回りの要求が高くなって、長期金利も上がることがある。
(2)PPI指数と預金金利
預金金利は、中央銀行が決める政策金利や市場の短期金利の動きに左右されるもので、銀行に預けたお金につく利子のこと。PPIが上がったら、中央銀行がインフレを抑えるために金利を上げるかもしれないし、それで預金金利も上がるかも。でも、マイナス金利があるときには、PPIが上がると、中央銀行が金利を普通の状態に戻す圧力を感じることもある。
企業物価指数(2024年2月速報)
2024年2月国内企業物価指数は120.3、前月比+0.2%(全年比+0.6%)
輸出物価指数は、契約通貨ベースで111.1、前月比+0.1%、円ベースで136.9、同+1.3%(前年比+8.8%)
輸入物価指数は、契約通貨ベースで127.7、前月比▲0.2%、円ベースで164.4、同+1.1%(前年比+0.2%)
企業物価指数推移
企業物価指数推移
日銀が12日に発表した2024年2月の企業物価指数は、前年の同じ月と比べて0.6%上がって、120.3になったんだ。これで、36ヶ月連続で上昇していることになる。最近4ヶ月は上昇率が1%を下回っていたけど、前月の0.2%からは伸びが大きくなった。これは、政府が電気やガスの値段を抑えるための対策の効果が少し薄れてきたからだって。
今回の企業物価指数を見ると、515品目のうち400品目の価格が上がってて、特に食品や輸送用機器の価格上昇が目立ってる。これは、材料費や物流費が上がっているのを商品価格に反映させているからなんだ。でも、電気やガス、水道は21.9%も下がっていて、木材も市場の状況が悪くて価格が下がったってわけ。
日銀は今後も、世界の商品市場や輸入価格、企業がどう価格を決めているかをしっかり見ていくって言っている。企業物価指数はしばらくは横ばいで動きそうだけど、消費者物価はまだインフレ率が高いから、物価が下がるような圧力はまだ続くかもしれないって話もある。
よく聞かれるけど、生産者物価指数(PPI)と企業物価指数(CGPI)っていうのは、基本的には一緒のものだ。アメリカでは「生産者物価指数」って呼ばれてるけど、日本では「企業物価指数」として知られてるんだ。日銀が毎月、この数字を発表している。
価格上昇とマイナス金利の解除
話題の日銀のマイナス金利解除についてだけど、国内企業物価指数が2月に120.3まで上がって、前月比で0.2%、年比で0.6%アップしてるんだ。この数字は企業が払うものの値段がちょっとずつ高くなってることを示してるわけ。物価が上がってるってことは、経済全体にも影響があるから、日銀も金利政策を見直すかもしれないって話が出てるの。
具体的には、3月の日銀の会合で、マイナス金利政策を止めるべきって声が上がる可能性があるんだ。今までは銀行が日銀に預けるお金にマイナス0.1%の金利を課してたけど、これをやめてプラスに転じるかもしれないってわけ。そうなると、短期金利も今のほぼゼロから少しだけプラスに引き上げられることになる。
物価の上昇が続いていて、今年の春闘で給料も上がるかもしれないから、もし多数の委員がマイナス金利の解除に賛成すれば、17年ぶりに金利を上げる大きな動きになるんだ。でも、賛成が少数派だったら、金利の話は4月以降に持ち越されることになる。
日銀の総裁はまだ物価目標の継続的な達成には至っていないって言ってるけど、春闘の結果次第で金利政策の方向性が決まるかもしれない。18日に春闘の結果が出るから、それを参考にして日銀の委員たちも金利の是非を決めることになると思う。
3月の春闘で給料は上がるのかな?
トヨタ自動車をはじめとする大手企業は、水曜日に行われた年次労使交渉で、労働組合の求める賃上げを全面的に受け入れることに同意した。
銀行が2%の持続可能なインフレ目標を達成するには、賃金の上昇がとても大切だね。2023年4月、上田が新しくトップに就任してから、銀行は賃金の上昇を伴って2%のインフレ率を目指すと宣言した。
日本労働組合総連合会(連合)によると、3月4日までに、労働組合は平均で5.85%の賃金アップを要求しており、これは昨年よりも1.36ポイント高いんだって。
連合は金曜日に交渉結果の初期集計を公表するけど、雇用主たちは2023年の初期集計で見られた3.8%という基準を上回るさらに大きな賃上げに同意したとされている。
高田創審議委員は先月の講演で、2%の物価安定目標が実現するのが見えてきたと話していた。もう一人の理事の中川純子は先週、物価安定目標に向けて確実に進んでいると聴衆に伝えた。
財務省の関係者は、賃金と物価の間の良い循環があるかどうか判断する時期に来ているから、4月の会議を待つ必要はないと言ってた。
マイナス金利はいつ解除できるかって?おそらく3月18/19日の金融政策決定会合が、そのタイミングになるかもしれない。
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