米選挙後のドル高トレンド、「荒波」に突入－ドル売りシグナルが点灯

2024年11月20日 15:14 JST(一部抜粋)
ドルへの一方的なフローがストップ、頭打ちの可能性－方向見極めへ
一段高見込む声もなお多い－トランプ次期政権の政策が支援との見方

米大統領選でのトランプ氏勝利を受けたドル高が頭打ちになる可能性が幾つかの主要なマーケット指標で示唆され始めている。
　　ブルームバーグ・ドル・スポット指数は19日までに３営業日続落となった。先週には２年ぶりの高値を付けたが、短期的には上値が限定的であることがモメンタム指標で示されている。
　　トレーダーによると、投資資金のフローはこれまでよりは一方的でなくなり、ドルの方向性に関する見方はより慎重になり始めているという。
　　野村インターナショナルのＧ10通貨スポット取引責任者、アントニー・フォスター氏は「米大統領選後のドル高トレンドは確かに荒波に突入しつつある」と述べた。