【決算プレビュー】エヌビディア、AI半導体への期待高まる中 再び驚異的な決算か?
● $エヌビディア (NVDA.US)$は11月21日引け後(現地)に2023年8-10月期(FY24Q3)決算を発表する。
●市場コンセンサスでは、Q3売上高は前年同期比186.49%増の169.92億ドル、EPSは前年同期比1017.04%増の3.016ドルを予想。生成AI向け半導体に対する需要の高さから、米グーグルや米アマゾン・ドット・コムも独自でAI半導体を開発しているが、先行しているエヌビディアはソフトウェアを含めたエコシステムなど圧倒的な強みを持っており、引き続き明るい業績見通しが期待されている。
●株価は2023年の年初から245%上昇し、決算発表直前の20日は最高値で終了した。
●市場コンセンサスでは、Q3売上高は前年同期比186.49%増の169.92億ドル、EPSは前年同期比1017.04%増の3.016ドルを予想。生成AI向け半導体に対する需要の高さから、米グーグルや米アマゾン・ドット・コムも独自でAI半導体を開発しているが、先行しているエヌビディアはソフトウェアを含めたエコシステムなど圧倒的な強みを持っており、引き続き明るい業績見通しが期待されている。
●株価は2023年の年初から245%上昇し、決算発表直前の20日は最高値で終了した。
AI開発に使われるエヌビディアの画像処理半導体(GPU)は、オープンAIのChat GPTサービスといった生成AIサービスをほぼ独占的に支えており、株価はAIブームの中で今年急騰し、時価総額は1兆2000億ドルを超えた。世界的なAI競争に減速の兆しがないことから、成長の勢いは今後も続くと予想されている。
Q2決算振り返り
●売上高:135.07億ドル(市場予想110.42億ドル)、前年同期比101%増
●調整後希薄化後EPS:2.70ドル(市場予想2.07ドル)、前年同期比429%急増
●調整後売上総利益率:前年同期の45.9%から71.2%に急増(市場予想70.1%)
●データセンター部門の売上高:103.23億ドル(市場予想79.81億ドル)、前年同期比171%急成長
●ゲーミング部門の売上高:24.86億ドル(市場予想23.80億ドル)、前年同期比22%増
●Q3売上高見通し:160億ドル(±2%)、市場予想の131億ドルを上回る。
成長加速を見せつけた前四半期
Q2決算振り返り
●売上高:135.07億ドル(市場予想110.42億ドル)、前年同期比101%増
●調整後希薄化後EPS:2.70ドル(市場予想2.07ドル)、前年同期比429%急増
●調整後売上総利益率:前年同期の45.9%から71.2%に急増(市場予想70.1%)
●データセンター部門の売上高:103.23億ドル(市場予想79.81億ドル)、前年同期比171%急成長
●ゲーミング部門の売上高:24.86億ドル(市場予想23.80億ドル)、前年同期比22%増
●Q3売上高見通し:160億ドル(±2%)、市場予想の131億ドルを上回る。
成長加速を見せつけた前四半期
エヌビディアの売上高成長は、Q2で加速し、Q1から88%、1年前からは101%増加。1株当たりの収益は、前年同期比で429%増の2.70ドルと大幅に伸びた。データセンター売上高は、前年同期比で171%増加し、Q2の総売上高の76%を占めた。同社は、Q3売上高が前年同期比170%増の160億ドルとなるとの予想を示している。
対中輸出制限の影響は?
エヌビディアのデータセンター売上高は、Q3には128億ドルに達すると予想されている。バイデン政権によるAI半導体の対中輸出制限は、エヌビディアのAI半導体売り上げに大きな影響を与えることはないとみられている。テンセントや動画アプリの「快手」など主要な中国のテック企業は、すでにエヌビディアのH800およびA800チップを大量に購入している。最近では、AIに最適化したGPU「H100」を大幅にアップグレードした「H200」を発表。H100と比較してメモリ容量を76%、メモリ帯域幅を43%増加させ、より高度な生成AI作業を処理することが可能で、AMDの最新のMI 300 XGPUと競合するように設計されている。2024年Q2にリリースされる予定だ。
ゲーム売上高はさらに回復か
エヌビディアのゲーム部門は、全体的なPC市場の需要の強化と、ゲームビジネスのAI統合により、引き続き回復が期待されている。5月に発表した、ゲーム内のキャラクターに自然言語で応答させることができるカスタムAI、「NVIDIA Avatar Cloud Engine(ACE) for Games」も寄与する可能性がある。ゲーム部門売上高は、Q3は2022年同四半期比71.5%増の27億ドルに達すると予想される。
アナリストは強気維持
ゴールドマン・サックスのアナリスト、Toshiya Hari氏は、「Buy(買い)」の評価を維持し、価格目標は605ドルとした。Hari氏は、強力なハードウェア、ソフトウェアの提供や革新のペースを考慮すると、エヌビディアが業界のリーダーとしての地位を維持するとみており、Q3およびQ4のデータセンター売上高は、予測額の124億ドルと136億ドルを上回ると予想。オッペンハイマーのアナリスト、リック・シェーファー氏は、アウトパフォームを維持。価格目標は650ドルとした。供給改善により良好なQ3業績と見通しを期待している。同氏は、生産委託先のTSMCのパッケージング(CoWoS)能力が2024年末に倍増し、エヌビディアのAI半導体の供給制約が来年中に緩和されるとみている。
各四半期決算発表後、エヌビディアの株価はどう動くか?
ーmoomooニュースtabata、Sherry
出所: Bloomberg、IG、CMC Markets、Benzinga、Investing、moomoo
出所: Bloomberg、IG、CMC Markets、Benzinga、Investing、moomoo
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