ECB、インフレに懸念: 議事録
6月に開催されたECB金融政策決定会合の議事録によると、ECBの政策担当者は、ユーロ圏の景気回復が期待通りに進むかどうかについては、データ上まだ説得力のある証拠がない個人消費の回復に依存していることから、若干の疑問を呈した。
また、一部のメンバーは、入手可能なデータから、インフレ率が2025年までに目標の2％に収束するとの確信が高まったとはいえず、むしろ見通しの不確実性が高まったと感じた。
ECBは6月に主要3金利を25bps引き下げた。
しかし、ECBはデータに依存した、会合ごとのアプローチを維持し、特定の金利パスへの事前コミットメントがあってはならないと強調した。
政策立案者はまた、インフレ率が適時に2％の目標に持続的に戻ることを確実にする決意に変わりはなく、その達成に必要な限り、政策金利を十分に制限的な水準に維持することを確認した。
出典： 欧州中央銀行
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