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キャリートレードの観点から考える為替と暗号資産

日本円と米ドルの金利を短中期的に見れば、FRBは利下げ、日銀は利上げを行なっていく方向であろうことはほぼ確定的と市場は見ているとして、最近の取引の考察過程を整理しようと思う。
キャリートレードでは低金利の資産を借りて、高金利の資産に投資することで利益を得るため、これまで低い金利の円を借りて高金利の米ドルに投資するのが世界的な流れとして理にかなっていた。
これが先のFRBと日銀の政策転換により逆流するのが、1ドル140円台にまで進んだ円高ドル安のエンジンと考えると、いまは単純にはドルを売って円を買うことが理論的な最適解と考えられる。極短期で見れば東京の物価指数と米新政権人事がこれが大きく動かいた要因であったと考えている。
しかし、仮に円金利が0.5%、米金利が3.5%まで進んだとしても両者の金利差はまだ3%あるのでキャリートレードを全て巻き戻すには至らないため、一時的に円高ドル安は進むことが想定されるがそれは限定的なものになると推察している。もし両者の金利差が将来的になくなるとしてもそれは、かなり先になることが予想されるし、その間相対的な金利差によるドル高方向と拮抗するのであれば、短期的にドル資産から円資産への資産ポジションを大きく移動させるのはリスクが高いと感じる。
一方で、ビットコインは発行上限が決まっていることから、基本的に法定通貨である米ドルや円のように流通量が増えることによる減価がないため、本質的な価値が変わらない場合には、法定通貨に対する物価のインフレが多くの国の中央銀行がターゲットとしている2%なら、2%ずつ価格が上がっていく論理を仮定する。
実際の暗号資産の価格は、現状それが本当に資産として価値があるかということについても議論がある段階であるため、先の論理よりずっと変動幅は大きいが、資産としての裏付けがされるほど、そのリターンは大きくなっていくと考えられる。
翻って、暗号資産の価格上昇が法定通貨の金利と同じように、相対的な各ポジションが現在価値が将来価値に対して高いという時間軸によりキャリートレード同様の考え方を適用できるとすると、金利が下がる米ドルを売って、現在の価格で暗号資産のポジションを持つことが理にかなっていると言う見方ができる。
将来の価格について正確な予測はできないとしても、暗号資産ETFや米BITCOIN法案により、あくまで個人的な感覚としては資産クラスとして暗号資産は例えるなら新興国通貨と同じ程度のリスクを持つ資産と捉えているため、アセットアロケーションの一部に加えておきたいと思う。
残念ながら、日本国内では暗号資産ETFも買えないし、いわゆるガス代も高く、現物の利益は雑所得となり税金も高く、私の総資産状況では暗号資産関連株の保有量の調整が最もコストが低く感じられるため、環境に変化があるまでは暗号資産関連株の保有量を市場に合わせて調整することでコントロールしていく。
具体的には今年後半から米大統領選前後にかけてMSTR株を平均約250ドルで米ドル建て資産の最大50%までを目処に集中投資後、平均440ドルで三回に分けて等分で全ポジションを利益確定し、390ドルで保有米ドル資産のうち売却額の10分の1の額投資したのが現状である。
今年の大きなイベントとしては12月中に米利下げと日本の利上げがあるかの判断を残す程度と考えているが、来年の確定申告と納税に向けてそれなりの米株を円転する必要がある見込みなので、資産割合の10%を超えるような集中投資のポジションはないが、1ヶ月かけて来年以降に持ち越す各資産のポジションを精査していく予定。
キャリートレードの観点から考える為替と暗号資産
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