FRBは第2四半期にインフレが冷え込んでいるとの確信を得たとパウエルFRB議長が発言

パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長は月曜日、ワシントンDCのエコノミック・クラブ主催のイベントで、「米国経済はここ2、3年、実に驚くほど好調に推移している」と述べた。

パウエル議長は、労働市場は2019年末に比べ、もはや逼迫していないと指摘した。

「インフレ率が低下したという）確信は第1四半期には得られなかった。しかし第2四半期には、インフレデータがFRB高官の自信をさらに強めた。

パウエル議長は、特定の会合で何か行動を起こす「シグナルを送るつもりはない」と述べた。

FRBは2022年と2023年にかけて、金利をゼロ近辺から5.25％～5.50％へと積極的に引き上げ、フェデラルファンド金利の目標レンジはほぼ1年間この水準にとどまっている。

パウエル議長は、土曜日のトランプ集会での銃撃事件について、米国にとって「非常に悲しい日」であり、ドナルド・トランプ前大統領が重傷を負わなかったことに感謝していると述べた。

これに先立ち、ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト、ヤン・ハツィウス氏は、FRBが早ければ7月30-31日の会合で基準金利を引き下げる根拠を示した。