米国商業不動産における資金循環
インフレ起因で米国のローン金利(基準の目安としてUS10Y)が上がりすぎると、不動産への需要低迷が起こり、資金循環系が崩壊して、金融危機に至る懸念も高まります。そこで、
課題1 : 最悪事態の可能性有無
課題2: 万が一への備えの例示
について情報を集めてみました。4/15以降の米国金融機関の決算に示唆が出ればマーケットはまた揺れるのかもしれません。
★ 問題指摘 IMF 2024 Jan 18
軟着陸への期待にもかかわらず、米国商業用不動産が抱える巨大なリスクがあると指摘。
★ 全米銀行の安定性 不動産ローン銀行協会 2024 Feb 23
2023年に満期予定の多くの商業用不動産ローンは、2024年~2026年に満期が延期・延長されただけで、債務と債権は解消していない。
★ 銀行プロフィール
2023 4Q マーティン・グルエンバーグ FDIC議長スピーチ 2024 Mar 07
大型の非経常費用が第 4 四半期の純利益に悪影響を及ぼしたが、不良債権は銀行利益で処理可能な範囲内であり、米国の金融システムの健全性は維持された。
★ 最悪事態シミュレーション
LTV(Loan To Value)なる指標値が上昇中。例えば20%の損失確定で銀行に1600億ドルの損害が生ずる。これに誘引されて預金者が非保険預金を大量に引出すと、約2千の銀行が連鎖的に破綻してしまうリスクを指摘できる。
/参考youtube by マネーヘルスch 2024/04/04 https://youtu.be/XRAIsp12brc
★ 万が一への対策(例) 中長期米国債のETFのポートフォリオ組み込み。
QT・逆イールド中は価格最低水準(高金利)→重篤な金融危機時にはQEで価格最大(最低金利)化。
[例えば、2621 IS米国債20年ヘッジの場合、 上場高:2532、上場安:1138、現在(4/11)値:1213。すなわち、コロナ禍並みの最悪事態が発生すれば、2.09倍程度になるだろう。そこまでなくともFED利下げがあれば、多少の価格UP(金利低下)がありうる]
但し根強いインフレでFRBが利上げする場合などには価格Down(金利上昇)で損失がありえる。要・エントリーポイント・イグジットポイント吟味、想定事態の妥当性吟味、など。
★ 金融危機想定の集中分散投資作戦
2025年後半くらいまでに暴落が起きると想定し、現在をブル・トラップと見なして、作戦を立てる。証券口座を駆使できるようになった上で、今はひたすら働いて円キャッシュを貯める。金融危機が発生し株価暴落がおきたら、「集中」してインデックス等に「分散」投資する。その後に株式市場が回復すれば、含み益は巨額になろう。
/参考Youtube by マネーヘルスch 2024/03/14 https://youtu.be/LbwXYr5oQEs
以上、調査情報要約のみ。ご参考まで。 投資判断等は、全て自己責任にてお願いいたします。
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