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【初心者向け】投資の本質を理解しよう! Vol.2

【初心者向け】投資の本質を理解しよう! Vol.2
前回は、
・投資で成功するためには必ずしも投資センスは必要ではない
・必要なのは「投資の本質」を正しく知ること
・投資の本質は主に3つあって、その1つがファンダメンタルズメインでの投資は時間コストの割に報われない
とお話をしました。
まだ読んでないよという方は、ぜひ前回記事からお読みください。
今回はその続き、2つ目、3つ目の投資の本質について見ていきましょう。
5:投資の本質 B:時間軸の違いを理解する
5_1:長期投資と短期投資の違い
投資には「長期投資」と「短期投資」があります。
長期投資は、数年〜数十年のスパンで資産を増やすことを目指すもので、短期投資は、数日〜数ヶ月の短い期間で利益を得ることを目指します。
何をもって長期、短期かは人によって異なりますが、大事なのは「長期投資と短期投資は全く異なる時間軸」だということです。
何を当たり前のことを・・と思うかもしれませんが、多くの個人投資家が
・長期投資と短期投資を同じ戦術・手法でやっている
・そもそも長期・短期の区別をしていない
・長期だけ、短期だけのどちらかしかやっていない
という状況にあります。
5_2:長期投資の罠
長期投資では、「今のファンダメンタルズ」をもとに「未来の株価」を予測しがちです。しかし、未来のことは誰にもわかりません。今の状況がどうであれ、将来の株価は予測不能です。
これは前回さんざん書きました。
5_3:短期投資の重要性
短期投資の結果の積み重ねが、最終的には長期投資の結果を形成します。短期での売買のタイミングを見誤ると、長期的に見ても大きな損失につながる可能性があります。
長期に罠があって短期が重要だと書くと、投資は長期ではなく短期で行うべき・・と思われるかも知れませんが、それは違います。
ココで言いたいのは過度に
・投資は長期で行うべき
・短期やデイトレは悪
のような古い価値観のまま投資・トレードに向き合っていてはだめなので、そうではないと示すための説明です。
重要なのは、投資・トレードにはそれぞれ長期・中期・短期と異なる時間軸があって、これを組み合わせた投資戦略を建てないとダメだということです。
例えば、
長期:NISA積立
長期:配当狙い 個別株の長期スイング
中期:テーマに乗る個別株の中期スイング
短期:先物・オプションでのヘッジもしくはトレンド飛び乗り
といった形で、時間軸で異なる商品、戦術を実践すべきなんです。
一般的には長期 7割、短期 3割程度が無難ですが、投資歴、年齢、資産額、投資に向き合える時間等によって変わるので、ここはみなさん個人で考えていかねばなりません。
5_4:ポートフォリオも時間軸で分散
みなさんはご自身のポートフォリオをしっかりと把握されていますか?
投資は分散投資すべき!との教えで、日本株・海外株・日本債券・米国債券・REIT・ゴールドなどに分散されている方も多いでしょう。
また、株の中でもセクター別やファクター別で様々な銘柄に分散投資されているのではないでしょうか。
これは重要で分散すべきなのですが、問題は「時間軸で分散していない」ということです。
上で書いたように、長期・中期・短期でどう資産を分散しているのかが重要です。長期投資での戦術と短期トレードの戦術は全く異なりますし、使う商品も異なります。
投資商品の分散や株の中でのセクター分散はあくまで「横の分散」
時間軸の分散は「縦の分散」です。
この縦の分散をしていない方がほとんどだと思います。
機関投資家や大口の投資家は、横の分散に縦の分散を加えて資産をヘッジしています
まずみなさんご自身で現在の投資ポートフォリオをチェックし、縦の分散ができているかどうかチェックしてみてください。
6:投資の本質 C:シンプルさを追求する
6_1:シンプルな投資戦略が効果的
投資で成功するために、難しい理論や複雑な分析手法を学ぶ必要はありません。むしろ、シンプルで再現性の高い戦略を実践することが重要です。
6_2:理論株価に振り回されない
理論株価」という概念がありますが、これをいくら計算しても実際の株価はその通りには動きません
「この株は割安だ!」と理論的に考えても、マーケットがそう評価しなければ株価は上がりません。これはバリュー株投資でも陥る罠でして、理論株価上で割安! バリュー指数で割安だ!で投資しても「ただ安いだけ」ということがあります。
6_3:膨大な知識より実践が大事
理論株価はその名のとおり理論からみた株価です。
でも現実は違いますよね。その通りの株価にはなっていませんし、いつその通りになるかも分かりません。
ただ、理論上安く見えているだけで、本質を理解している人からは魅力がないのかも知れません。
「あの人、勉強はできるのに仕事は要領悪いのよねえ」なんて人、周りにもいますよね?
理論を突き詰めるより、現実(チャート)をみて迅速に動く方が遥かに大事です。あくまで一般的な普通の個人投資家にとっては・・という話ですよ。
6_4:投資のシンプルな戦術例
移動平均線を使った売買戦略
価格が移動平均線を上回ったら買い、下回ったら売り。
サポートライン・レジスタンスラインの活用
価格がサポートラインまで下がったら買い、レジスタンスラインに近づいたら売る。
このようなシンプルなルールを徹底して守るだけでも、十分に良い成果を上げることができます。
私が重用している「上昇/下落の5MAクロス」は、最もシンプルな移動平均線を使った戦術で、ベースは「グランビルの法則」です。
複雑なチャートを用いずとも、「上昇/下落の5MAクロス」だけで売り買いしても年間プラスになります。ただサインが多いのと、その分ダマシもあるのでもう少し他のチャートと組み合わせて精度を上げています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
当たり前のことしか書いていませんが、情報過多の昨今、その当たり前がいつしか失われて、本質とかけ離れたことに時間を費やしてしまっていませんか?
私の20代、30代前半もまさにそうで、この3つを全て守れていないというか意識できていませんでした。
投資で成功するためには、「投資センス」や「高度な理論」を追い求めるよりも、以下の3つの本質を理解することが重要です。
ファンダメンタルズに振り回されない:良い銘柄を選ぶのは大事ですが、投資するタイミングはチャートで判断する。
時間軸の違いを理解する:長期投資と短期投資は別物であり、自身の資産は横軸での分散だけでなく、時間軸で分けた縦の分散も意識しないといけない。
シンプルさを追求する:複雑な理論よりも、シンプルな戦術を実践し、経験を積むことが大事。
これを理解しておくと、無駄な勉強や無駄なイベント、無駄なセミナーで時間とお金を浪費しなくてすみます。
ぜひご自身の中で整理してみてください。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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コメント
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  • 大負けネコ : こんにちは😃

    ちょっと取引中に時間が空いたので、moomoo証券を覗いたら、貴殿が「投資の本質を理解しよう.VOL.2」を投稿されていたので、ざっくりと一通り目を通させて頂きました。

    今回は「長期投資」と「短期投資」では、「全く異なる視点での買い根拠」⇒「サポート・レジスタンスライン等」を活用して、雑誌等によく記載されてる「理論株価」等には惑わされず、「本質的な株(=企業)価値」を見極めて、各人の「投資スタイル」に合わせた取引と、スタイル毎に適した「投資戦術」が必要、という感じの理解で合っていますかね?

    ウム、こういう「高度な投資戦術の話」は、是非とも「新NISA投資初心者🔰」の方々に、読んでもらいたいな、と思いました。
    私自身は「日本株投資で」既に10年以上の「経験則」により、ご指摘の雑誌等で見た「理論株価」を信じて、3年ぐらい我慢したけど「損切りした銘柄」が5〜8銘柄ぐらいはありましたかね?
    いくら「割安と書いてあっても」、実際の「株価の値動きはその通りにはならない」。
    至極、シンプルな「真理」だと思います。

    自分は「長期視点」で、まずは「10年先目標」。
    おかげで「10〜8年前の購入銘柄」は殆どプラスです。
    しかし、最近?は「新NISA投資=1月以降購入銘柄」で、5〜8銘柄ぐらい「失敗=含み損△5万円以上」とかあり、1月&2月に「株価上昇前に早く買わないと❗️」的な思考で、きちんと「未来予想をしないまま購入銘柄」がダメですね。
    テクニカル分析は「殆ど学んでいない」ので、「実践経験則が全て」なタイプ。移動平均線も「75日線までは見る」のですが、「250日線は見ない」。

    最近は「短期トレンドにも飛び乗る」戦術も、時々は採用して、「これまで手出ししなかった業種銘柄」も購入したり、色んな「実験」を試しています。
    でも「実験が行き過ぎた結果」として、「ポートフォリオがETF?化」しています。
    全部の銘柄を「1単元=100株保有」する必要は無い。
    と言うか「そこまで資金が無い」ので、「未来のお宝候補は200株以上保有」ですが、最低保有数は「1株」。
    安値で買って途端に「急上昇❗️」すると、「単価の高い銘柄」は「買い増せない」。
    本質「ケチ」なので、「株売買の基本は商売と同じ」で、「安い(=割安)時に買い、高い(=含み益)時に売る」を徹底するよう心がけています。

    「業種、地域、商品種類」も、かなり「時間も含め、分散投資」出来てきたかな?
    でも、もし「アメリカ市場」⇒「ソフトランディング失敗」なんて起こり、「為替レート⇒1ドル@130円未満の円高❗️」が来たりするとか

  • 大負けネコ : あ、すみません。
    スマホ落としたら「送信」してもうた。

    「1ドル@130円未満の円高ドル安」になったりすると、さすがにヤバい、と色んな「対策を検討中」です。

    テクニカル分析は「参考になります」。
    引き続き、よろしくお願いします🙇‍♂️
    長文、失礼しました❗

  • HandleladyCYouTuber : ○HandleladyStockTrabeYouTuberです。
    2024年9月より本格的に投資家デビューしました。
    私的には@
    「株式投資は陸上競枝や水泳競技のようなもの」
    だと感じています。
    ◎NISAはマラソン。
    Bostonから市民マラソンまでレベルいろいろ

    ◎米国株や信用取引、通貨トレードは、
    走り幅飛びや捧高飛び。

    ◎国内株は「100メートル走」。
    わかりやすくて、誰でも出来る。

    株取引は
    登山のようです。
    まず登りたい山を選び
    5合目までを目指します。
    6合目以上はとても危険。
    新人は5合目以下の安全な価格で勝負して、
    6合目以上のプロフェッショナル価格は
    上がれば売り、
    下がれば即売。
    そうしないと滑落
    してしまうのです。